リベリー(左)とマッチアップした原口元気(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第4節が21日に行われ、バイエルンと日本代表MF原口元気が所属するヘルタ・ベルリンが対戦した。
ともに3連勝で迎えた首位攻防戦。ホームのバイエルンはフランク・リベリー、トーマス・ミュラー、ロベルト・レヴァンドフスキらが先発起用された。一方、敵地に乗り込むヘルタ・ベルリンは原口が開幕から4試合連続で先発。そのほか、ミッチェル・ヴァイザー、ヴェダド・イビシェヴィッチらがスタメンに名を連ねている。
先制したのはホームのバイエルン。16分、エリア内左でパスを受けたリベリーが3度の鋭い切り返しでDFをかわし、最後は左足のシュートを流し込んだ。
試合の主導権を握るバイエルンは26分、左サイド高い位置に流れたレヴァンドフスキがクロスを入れると、DFを背負ってコントロールしたミュラーが後方に落とし、リベリーが右足でボレー。しかしこのシュートはわずかに枠の左へ逸れた。
32分にはアルトゥーロ・ビダルからのロングパスでディフェンスラインの裏を取ったレヴァンドフスキがGKと一対一となったが、ループシュートは枠を捉えることができなかった。
前半はこのまま1-0で折り返す。
後半に入り65分、バイエルンはミュラーに代えてアリエン・ロッベンを投入。プレシーズンマッチで内転筋を痛めていたロッベンにとってはこれが今シーズンのリーグ戦初出場となった。
すると直後の68分、バイエルンはゴールキックからパス回しを試みたヘルタ・ベルリンの最終ラインにプレッシャーをかけると、エリア内でチアゴがボール奪取。難なくシュートを流し込んで、リードが2点に広がった。
さらに72分、エリア内右でパスを受けたロッベンが切り返しから左足でシュートを放つと、DFに当ってややコースが変わったボールがゴール中央に吸い込まれ、決定的な3点目となった。
試合はこのまま3-0で終了。バイエルンが無傷の3連勝同士で迎えた一戦を制して単独首位に立った。なお、原口はフル出場している。
24日に行われる次節、バイエルンは日本代表DF酒井高徳所属のハンブルガーSVと、ヘルタ・ベルリンは同MF長谷部誠所属のフランクフルトと、それぞれ敵地で対戦する。
【得点者】
1-0 16分 フランク・リベリー(バイエルン)
2-0 68分 チアゴ(バイエルン)
3-0 72分 アリエン・ロッベン(バイエルン)