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「自信に繋がる」ドルトムント相手のゴール 武藤「結果を出すことを意識した」

2016.08.28

ドルトムント戦に81分から出場し、ゴールを決めた武藤嘉紀 [写真]=Bongarts/Getty Images

 マインツに所属する日本代表FW武藤嘉紀が、27日に行われたブンデスリーガ第1節のドルトムント戦で今シーズン初ゴールを挙げた。

 敵地で日本代表MF香川真司が所属するドルトムントと対戦したマインツは、17分にガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンにゴールを許し、1点を追いかける展開に。ベンチスタートとなった武藤はこのまま1点のビハインドで迎えた81分にピッチへ送り出された。チームはその後、89分にPKから2点目を奪われると、後半アディショナルタイムに武藤が1点差に詰め寄るゴールを上げたが、2-1で敗れた。

 武藤は試合後、「(出場した)時間も10分くらい、ほんと最低限の結果だと思いますし、2点目を取られてしまったことが大きかったと思います。やっぱりあそこで何とか守って、自分が決めて1-1だったらベストの試合だったんじゃないかなと思う」と惜敗を悔やんだ。

 それでも、「出るからには得点を決めること、アシスト、結果を残すことを意識しました」と、強い気持ちでゴールを目指した武藤は、右サイドからのクロスをヘディングで叩き込み、リーグ戦では昨年11月28日以来9カ月ぶりとなる得点を記録した。

「体も強いですし、読みもいいですし、一番やりづらい相手」と話すドルトムントDFソクラティス・パパスタソプーロスを相手に、「何回も動きなおすことは意識しました」と振り返る武藤は、この1点が自信になると述べる。

「ドルトムント相手ですし、自信に繋がったかと言ったら多少はあります。自分が苦手としているソクラティスから、ああやって動きなおして(点を)取れたというのは良かったなと思います」

 この後は、日本代表の一員として2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選の2試合を戦う。「もちろん難しくなると思います。相手もしっかり準備していると思いますし、自分たちは(日本に)帰ってすぐの試合というのもあるので」と難しい試合になるとしつつ、「言い訳はきかないので、内容云々よりも結果で。(初戦の)UAE戦が大事だと思います。そこで勝ち切れば流れに乗れると思うし、まずは1試合目にしっかり集中していきたいと思います」と意気込みを語った。

 日本代表は9月1日にホーム・埼玉スタジアムでアラブ首長国連邦(UAE)代表と対戦。同6日にはアウェーでのタイ代表戦を控えている。

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