シュターク(手前)のゴールを祝う原口元気(奥) [写真]=City-Press via Getty Images
ブンデスリーガ第26節が11日に行われ、日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンとDF内田篤人が所属するシャルケが対戦した。
3位ヘルタ・ベルリンと4位シャルケによる上位対決。5位マインツがヘルタ・ベルリンと勝ち点差2、シャルケと同1と迫っており、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に向け、互いに勝利がほしい重要な一戦となる。前節ベンチスタートとなった原口は先発に復帰。負傷離脱中の内田はメンバー外となっている。
最初のチャンスはヘルタ・ベルリン。9分、右サイドからドリブルで中央に持ち込んだサロモン・カルーがエリア内のウラジミール・ダリダにパス。これを受けたダリダが反転から右足で狙ったが、シュートはGKに阻まれた。
一方のシャルケは21分、右サイドからジュニオール・カイサラが右足でクロスを上げると、中央のクラース・ヤン・フンテラールが頭で合わせる。しかし、シュートはGKルネ・ヤーステインがなんとか弾き出した。
試合が動いたのは42分。エリア内中央でカルーからパスを受けた原口が、ワントラップから右足アウトで右方向にラストパス。走り込んだヴェダド・イビシェヴィッチがゴール右隅に決めて、ヘルタ・ベルリンが先制に成功する。
1点リードで後半を迎えたヘルタ・ベルリンは65分、右CKからダリダが右足でクロスを供給。ニアサイドのニクラス・シュタークが頭で合わせると、シュートはGKの頭上を超えてゴール左上に吸い込まれた。
貴重な追加点を奪ったヘルタ・ベルリンは、その後シャルケに反撃を許すことなく、試合は2-0で終了。上位対決を制したヘルタ・ベルリンは、シャルケとの勝ち点差を4に広げ、CL出場権獲得に前進している。なお原口はフル出場した。
次節、ヘルタ・ベルリンは19日にインゴルシュタットと、シャルケは同日にボルシアMGと、それぞれホームで対戦する。
【得点者】
1-0 42分 ヴェダド・イビシェヴィッチ(ヘルタ・ベルリン)
2-0 65分 ニクラス・シュターク(ヘルタ・ベルリン)