惜しいシュートを放った長谷部誠(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第22節が19日に行われ、日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトと同代表DF酒井高徳が所属するハンブルガーSVが対戦した。長谷部と酒井高は揃って先発出場を果たしている。
フランクフルトは2連敗中で3試合勝ちなしで順位も15位に低迷。ホームで4試合ぶりの勝利を目指したい。対するハンブルガーSVは、前節ボルシアMGに3-2と勝利しており、約3カ月ぶりの連勝がかかる。
試合は序盤互いにシュートまで持ち込めない展開が続いていたが、25分にハンブルガーSVがチャンスを作る。エリア外中央でボールを持ったアーロン・フントがアルチョムス・ルドネフスの足元にパス。反転して右足でシュートを狙ったが、GKルカーシュ・フラデツキーのセーブに遭う。
さらに37分、左サイドを抜け出したルドネフスが左足でグラウンダーのクロスを供給。ファーサイドから走り込んできた酒井高がフリーで受けると、エリア外から左足でコースを狙ったが、わずかにクロスバーの上に逸れた。
攻めるハンブルガーSVは44分、ヨシップ・ドゥルミッチからエリア外中央でパスを受けたニコライ・ミュラーが鮮やかなターンで前を向くと、そのまま右足でシュート。これはゴール右に逸れて先制点には至らない。試合はスコアレスで折り返す。
前半なかなか形が作れなかったフランクフルトが後半開始早々にチャンスを迎える。50分、左CKを相手DFがクリアしたボールに長谷部が反応し、エリア外中央から強烈なミドルシュート。GKレネ・アドラーも反応できなかったが、これはゴール右にほんのわずかに外れた。
72分にはフランクフルトに決定機が訪れる。後半開始からシャボルツ・フシュティに代わって出場していたハリス・セフェロヴィッチが左サイドからグラウンダーのクロスを送ると、シュテファン・アイグナーが直接右足で合わせる。これはGKアドラーが体を張って阻止し、得点を許さない。
直後の77分には、フランクフルトが少しゴールから離れた位置で得たFKをエリア内中央に放り込むと、マルコ・ルスが頭で直接合わせたが、ゴール右に外れた。
試合はこのまま終了し、0-0で引き分けた。長谷部は3試合ぶりのフル出場、酒井高は3試合連続のフル出場を果たしている。
次節、フランクフルトは日本代表DF内田篤人が所属するシャルケと、ハンブルガーSVはインゴルシュタットとそれぞれホームで対戦する。
By サッカーキング編集部
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