バイエルン加入が発表されたDFタスキ(中央) [写真]=Getty Images
バイエルンは1日、スパルタク・モスクワ所属のドイツ代表DFザーダール・タスキを期限付き移籍で獲得したと発表した。背番号は「4」。契約期間は今シーズン終了後の2016年6月30日までで、完全移籍での買い取りオプションもついている。クラブの公式HPが伝えた。
バイエルンは1月22日に開催されたブンデスリーガ第18節で日本代表DF酒井高徳のハンブルガーSVと対戦し、ドイツ代表DFジェローム・ボアテングが内転筋負傷により途中退場。同選手は全治3カ月ほどを要すると見られている。また29日には、スペイン代表DFハビ・マルティネスも膝蓋腱を負傷。長期離脱の可能性が高く、センターバックの人員が不足する緊急事態となっていた。そこで今冬の移籍市場が閉幕する直前に、タスキとの契約が正式に結ばれた。
今回の補強について、バイエルンのスポーツディレクターを務めるマティアス・ザマー氏は「タスキのような選手をチームに加えることができて、とても嬉しい。彼の経験とクオリティは我々を大いに助けてくれることだろう」と、喜びのコメントを発表している。
シュトゥットガルトでプロデビューを果たしたタスキは、2008年にドイツ代表へ初招集され、国際Aマッチ14試合出場を記録している。