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ゲッツェに芽生えた移籍願望…来季の去就はアンチェロッティ次第か

2016.01.21

ゲッツェとバイエルンの契約は2017年6月末までとなっている [写真]=Getty Images for FC Bayern

 ブラジル・ワールドカップ優勝の立役者であるドイツ代表MFマリオ・ゲッツェが、バイエルンでの未来に思いを巡らせている。

 先日、ドイツ誌『スポーツビルト』とのインタビューに応じ、「今シーズン終了後にどうなるか、それはまだ分からない」と、来シーズンからの去就が不透明であることを示唆していたゲッツェ。その行方は、2016-17シーズンから指揮を執ることが決定しているカルロ・アンチェロッティ新監督の意向も大きく影響しそうだ。

 ジョゼップ・グアルディオラ監督に誘われ、2013年夏にバイエルンへ移籍した同選手だったが、結局ここまでの2シーズン半ではレギュラーポジションを確保できたとは言い難く、ローテーションで起用される選手の1人にすぎなかった。ドイツ紙『ビルト』によれば、この「中心人物としてプレーできなかったこと」こそ、ゲッツェが移籍を考えるようになった最大の理由だという。

 内転筋の負傷によりリハビリ中のゲッツェは、バイエルンが冬季合宿を行っていたカタールで、現在の自身の状況について「僕とバイエルンの契約は2017年まで残っている。それにこのクラブでプレーできて幸せだ。しかし来夏以降について考えることももちろんあるさ」と、どちらとも取れるコメントを残したが、アンチェロッティ新監督の下、同選手を取り巻く環境が一変すれば、バイエルンでの未来も描きやすい。

「新しい監督が来ることを楽しみにしているよ。(レアル・マドリードでアンチェロッティ氏と師弟関係にあった)トニ・クロースも彼についてはポジティブなことしか話さない。ユルゲン・クロップ、ヨアヒム・レーヴ、グアルディオラ…僕にとっては4人目の指揮官となる。新監督とクラブがどのようにプランを練っているかを知ることが重要だ」

 今回、突如として移籍の可能性について言及したゲッツェ。だが、「僕はバイエルンの“顔”と呼ばれるような選手になりたい。そしてこのクラブが成功を収めるのに貢献したいんだ」と、根本的にはバイエルンのプレーヤーとして世界のトップスターに上りつめることを夢見ている。

 一方でかつての恩師であり、現在リヴァプールで指揮を執るユルゲン・クロップ監督も、ゲッツェの獲得に熱い視線を注いでいると言われている。バイエルンのマティアス・ザマーSDは「我々はマリオとともに未来を描いている。我々の間には何も問題はないし、だから契約延長も急がない」と話しているが、ドルトムントからバイエルンという電撃移籍を経験しているゲッツェだけに油断はできない。

文=鈴木智貴

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By 鈴木智貴

ドイツ在住。ライター兼サッカー指導者

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