シュトゥットガルト戦で先発出場したFW武藤嘉紀 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第16節が11日に行われ、日本代表FW武藤嘉紀の所属するマインツとシュトゥットガルトが対戦した。武藤は1トップで15試合連続の先発出場となった。
現在7位につけるマインツは2連勝中で5試合無敗と好調をキープ。今節はホームに17位のシュトゥットガルトを迎えて、3連勝で上位浮上を狙う。一方、監督交代を決断したシュトゥットガルトは、U-23チームから昇格したユルゲン・クラムニー暫定監督が指揮を執るが、就任後1分1敗。3試合目の今節で同暫定監督の初白星を目指す。
試合は開始3分にマインツが最初のチャンスを迎える。武藤の落としから、ダニー・ラッツァがペナルティエリア手前中央でダイレクトシュートを放つが、相手GKプジェミスワフ・ティトンにセーブされた。マインツはその後ミスが目立ち、前線の武藤とユヌス・マッリに収まらず、攻撃のリズムを掴めない。
その一方で、シュトゥットガルトが主導権を握り、決定機を作る。最大のチャンスは37分、FKの流れから味方の落としに反応したルーカス・ルップが、エリア手前中央で左足を振り抜くが、シュートは右ポストに嫌われた。このまま両チームは得点を奪えず、スコアレスで前半を折り返す。
後半に入って両チームともチャンスを作るが、ゴールまで繋がらない。57分、高い位置でボールを奪ったマインツは、マッリのパスを受けた武藤がエリア内左で右足シュートを放つが、GKティトンに阻まれた。マインツは81分、武藤を下げてジョン・コルドバを投入。85分には、ハイロ・サンペリオに代えてクリスティアン・クレメンツをピッチに送り出し、ゴールを狙う。
だが、試合はこのままタイムアップを迎え、スコアレスドローで終了。マインツは連勝が2でストップした。一方、シュトゥットガルトは5試合白星なしで、クラムニー暫定監督の初勝利はまたもお預けになった。なお、武藤は先発出場し、81分までプレーした。
マインツは次節、20日にアウェーで日本代表FW原口元気の所属するヘルタ・ベルリンと対戦。シュトゥットガルトは、16日にDFBポカール3回戦のアイントラハト・ブラウンシュヴァイク戦をはさみ、19日の次節でヴォルフスブルクをホームに迎える。
By サッカーキング編集部
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