ゴールを喜ぶシャルケの選手たち [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第9節が17日に行われ、DF内田篤人の所属するシャルケと日本代表MF原口元気が所属するヘルタ・ベルリンが対戦した。
現在3位のシャルケと4位につけるヘルタ・ベルリンによる上位対決。シャルケは代表ウィークの中断前にFW大迫勇也所属のケルンに0-3と敗れており、連敗は避けたいところ。一方のヘルタ・ベルリンは前節、日本代表DF酒井高徳が所属するハンブルガーSVに3-0と快勝。3位浮上を目指して敵地での一戦に臨む。負傷中の内田はメンバー外、原口は右サイドハーフで8試合連続のスタメン出場を果たしている。
最初のシュートはシャルケ。8分、左サイドからのクロスにレオン・ゴレツカが頭で合わせたが、シュートは枠の上に外れた。直後の10分にも右サイドからのクロスに今度はフランコ・ディ・サントがヘディングで合わせたが、ここはGKの正面に飛んだ。
攻め込まれる時間が続くヘルタ・ベルリンはさらに厳しい状況へと追い込まれる。18分、マックス・マイヤーに対して危険なファールを犯したヴェダド・イビシェヴィッチが一発退場を命じられ、10人での戦いを強いられることとなった。すると27分にシャルケが均衡を破る。右からのCKにゴール前でマークを外したベネディクト・ヘーヴェデスが飛び込みヘディングシュートを叩き込んだ。
ヘルタ・ベルリンは34分、右CKを短いパスで素早くリスタートすると、エリア内右で受けた原口が左足でシュートを放ったが、惜しくもGKの正面に飛んでしまった。試合はこのままシャルケの1点リードで前半を折り返す。
1点を追うヘルタ・ベルリンはハーフタイムでトルガ・シゲルシを下げてアレクサンダー・バウムヨハンを投入した。
シャルケは61分、ゴール前左で得たFKをマイヤーが右足で直接狙ったが、枠を捉えたシュートはGKにセーブされた。対するヘルタ・ベルリンにも67分に決定機。エリア内右でサロモン・カルーが奪われたボールに反応したミチェル・ヴァイザーがダイレクトで右足を振り抜いたが、強烈なシュートは左ポストを叩き、得点とはならない。
それでも73分、1人少ないヘルタ・ベルリンが同点に追いつく。右サイドを抜けだしたヴァイザーが山なりのクロスを上げると、ファーサイドに走り込んだカルーが身体を投げ出しながら頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。ヘルタ・ベルリンは81分、原口を下げてイェンス・ヘゲラーをピッチに送り出す。
終盤まで1-1のままスコアが動かず引き分けに終わるかに思われた後半アディショナルタイム2分、シャルケがカウンターから攻め込むと最後はゴール前のマイヤーがシュートを流し込み土壇場で勝ち越しゴールを奪取。試合はこのまま終了のホイッスルを迎え、劇的ゴールで2-1とヘルタ・ベルリンを下したシャルケが3位をキープしている。なお、原口は81分までプレーした。
次節、シャルケは25日にボルシアMGと、ヘルタ・ベルリンは24日にインゴルシュタットと、それぞれ敵地で対戦する。
【得点者】
1-0 27分 ベネディクト・ヘーヴェデス(シャルケ)
1-1 73分 サロモン・カルー(ヘルタ・ベルリン)
2-1 90+2分 マックス・マイヤー(シャルケ)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト