日本人対決となった原口(左)と酒井高(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第8節が3日に行われ、日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンと同代表DF酒井高徳が所属するハンブルガーSVが対戦した。原口は右MFで7試合連続の先発出場を果たしている。
前節、ヘルタ・ベルリンは同代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトと対戦し、1-1で引き分けた。今節は連勝中のホーム・オリンピアシュタディオンで、3連勝を目指す。一方、ハンブルガーSVは前節、ホームでDF内田篤人が所属するシャルケと対戦、0-1で敗れ、今シーズン敗目を喫した。今節は連勝中の敵地で4勝目を挙げたいところだ。
試合は序盤からホームのヘルタ・ベルリンがペースを握る。17分、右サイドを駆け上がったミッチェル・ヴァイザーがゴール前のサロモン・カルーへパスを送る。これを受けたカルーは、ワントラップからターンして右足でシュート。これがゴール左下に決まり、ヘルタ・ベルリンが先制に成功した。
一方、ハンブルガーSVは28分、アーロン・ハントがミドルシュートを放ったが、ここはGKルネ・ヤーステインに阻まれてしまった。続く41分にもピエールミシェル・ラソッガがチャンスを迎えたが、シュートは枠を外れて同点ゴールを奪えない。このまま1-0でヘルタ・ベルリンがリードして前半終了を迎えた。
ハンブルガーSVはハーフタイムにマティアス・オストルツォレクを下げ、酒井をピッチに送り込んだ。酒井にとっては今シーズンのリーグ戦初出場となった。
63分、右サイドに抜けだした原口がGKと一対一になりかけたが、切り返して中央へ切れ込もうとしたところを戻ってきたヨハン・ジュルーにスライディングで止められてしまい、チャンスを生かせなかった。続く71分、ドリブル突破でエリア内右に進入した原口は、切り返しで酒井をかわして左足でシュートを狙ったが、ここもわずかに枠の左に外れてしまった。
その後も勢いを増すヘルタ・ベルリン。77分、左サイドを突破したトルガ・シゲルシの折り返しをヴェダド・イビセヴィッチが合わせて追加点を奪う。さらにわずか1分後の78分、カウンターから最終ラインの裏に抜けだしたイビセヴィッチがGKとの一対一を制し、リードを点に広げた。
このままヘルタ・ベルリンが3-0でハンブルガーSVを下し、ホーム3連勝を飾った。なお、原口はフル出場、酒井も試合まで出場している。
次節、ヘルタ・ベルリンは敵地でシャルケと、ハンブルガーSVはホームでレヴァークーゼンと対戦する。
【得点者】
1-0 17分 サロモン・カルー(ヘルタ・ベルリン)
2-0 77分 ヴェダド・イビセヴィッチ(ヘルタ・ベルリン)
3-0 78分 ヴェダド・イビセヴィッチ(ヘルタ・ベルリン)
By サッカーキング編集部
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