バイエルンに所属するチリ代表MFビダル [写真]=Bongarts/Getty Images
バイエルンに所属するチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが、薬物所持により警察に逮捕された父親について口を開いた。ドイツ誌『ビルト』が報じている。
ビダルの父親は7月末、チリの首都サンティアゴの路上でコカイン4袋と小型ナイフ2本を所持していたとして現行犯逮捕されていた。当初ビダルは、ユヴェントスからバイエルンへ移籍したばかりだったこともあり口を閉ざしていたが、この度の取材でようやく語ってくれたという。
同誌によるとビダルはこの件について、「彼は子供じゃない。自分が何をしたか、ちゃんと分かる年齢だ。僕には奥さんがいて子供も2人いる。僕の母も一緒だ。父は父の人生を生きていき、僕は僕の人生を生きていくだけだ」と語っている。
同選手が幼いころに父と母は離婚しており、以来ビダルを含む兄弟全員は母親の手で育てられた。ビダルはその後父と生き別れになったわけではなくプロになってからもコンタクトは取っていたようだが、その父親はこれまでに何度も薬物所持で逮捕された経歴がある模様。同選手は今後もこの話に頭を悩まされるかもしれない。