試合終了間際の失点を悔やむノイアー(左)[写真]=Bongarts/Getty Images
1日に行われたDFLスーパーカップ(ドイツ・スーパーカップ)で、2014-15シーズンのブンデスリーガ王者・バイエルンはDFBポカール王者・ヴォルフスブルクにPK戦の末敗れた。
スコアレスで迎えた49分、オランダ代表FWアリエン・ロッベンのゴールで先制したバイエルンだったが、試合終了間際の89分に同点弾を許し、延長なしのPK戦へと突入。ヴォルフスブルクが5人全員成功させたのに対し、バイエルンは2人目の元スペイン代表MFシャビ・アロンソが中央に蹴ったシュートを防がれ、4-5で敗れた。
試合後、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーは「良い試合を見せたが、最後の1分で集中力が切れてしまった」と指摘する。クラブ公式HPがコメントを伝えた。
シーズン最初のタイトルを逃したバイエルン。ノイアーが「相手を支配し、ボールポゼッションでも上回っていた。腹が立つよ」と言えば、ロッベンは「とても残念だ。1分間で試合を変えられることもある。それがサッカーだ。チャンスはあったし、2点目を決めていれば勝負はついていた」と選手たちは苛立ちを見せた。
ジョゼップ・グアルディオラ監督も「ブンデスリーガ、カップ戦(DFBポカール)、チャンピオンズリーグのほうが大切だ」と前置きしつつ、「だが、タイトルはタイトルに違いない。チャンスが山ほどあっただけに残念だ」と肩を落とした。逃げ切りに失敗したことを悔やむ指揮官だったが、「選手たちはこの試合に勝つために全力を尽くした。そしてヴォルフスブルクもまた良い戦いを見せていたよ」と最後は対戦相手の勝利を称えている。