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大迫、価値下落も終盤の活躍で光…ケルン監督「来季はけん引してくれる」

2015.06.02

ケルンに所属する日本代表FW大迫勇也 [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガは入れ替え戦も終わり、来シーズンを戦う18クラブも確定した。日本代表FW大迫勇也とMF長澤和輝が所属するケルンは、9勝13分12敗の12位となり、最大の目標である残留をクリア。ブンデスリーガ史上類を見ない大混戦となった残留争いでも、ケルンは1度も降格圏に落ちることなくシーズンを乗り切った。

 これを受け、地元紙『EXPRESS』は上出来の結果を称えるとともに、ドイツの移籍情報サイト『Transfermarkt.de』によるケルン所属選手の価値(移籍金)変動を紹介しながら、各選手の今シーズンの働きを総評している。

 1860ミュンヘンから加入した大迫は、28試合に出場して3得点。その価値は、200万ユーロ(約2億7270万円)から160万ユーロ(約2億1800万円)へ下落となった。

 価値こそ下げたものの、『EXPRESS』紙は「高い前評判とともに1860ミュンヘンから加入。前半戦はそれに応えられなかったが、後半戦はクオリティーを存分に発揮した。このパフォーマンスをキープできれば、来シーズンはキープレーヤーになりうる」とコメント。チームにフィットし、残留に大きな役割を果たした終盤の活躍を高く評価し、来シーズンに向け大きな期待をかけていることが分かる。

 同じくケルンの地元紙『Kölner Stadt Anzeiger』も、大迫について「ケルンの今シーズン最初のゴールと、最後から2つ目のゴールを決めたが、その間はたった1ゴールにとどまった。ストレスのたまるワールドカップを経て新しいクラブに加入し、時間を必要とした」と、フィットするまでに時間がかかったことを指摘している。

 大迫にとってはいい形でシーズンを終えたことは好材料で、ペーター・シュテーガー監督も、「昨秋は苦しみ、多くの批判にさらされたが、それに対して正しい解答を出した。来シーズンのケルンをけん引してくれる選手であることを見せてくれたね」と褒め言葉をかけるとともに、今後に大きな期待を寄せている。

 伝統ある名門クラブであり、絶大な人気を抱えるケルンは、メディアでも常に大きく取り上げられるチーム。FWというポジションは活躍次第でスーパースターになれるだけに、来シーズンの大迫のパフォーマンスに注目したい。

 なお、最も価値を上げたのは、29日にトッテナムへの移籍が発表されたオーストリア代表DFケヴィン・ヴィマー。移籍金は600万ユーロ(約8億2060万円)とされており、1シーズンで自身の価値を3倍にしている。

 また、ドイツ代表DFヨナス・ヘクターは、170万ユーロ(約2億3200万円)から350万ユーロ(約4億7780万円)に上昇。最も価値を下げてしまったのは、長引く負傷離脱で今シーズンは公式戦出場なしに終わった元ドイツ代表FWパトリック・ヘルメス。250万ユーロ(約3億4200万円)から100万ユーロ(約1億3680万円)へ大幅に下落した。

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