レヴァークーゼンのエメル・トプラク [写真]=Anadolu Agency/Getty Images
昨年発覚し、トルコサッカー界を驚愕させた「ピストル事件」。この事件の影響により、レヴァークーゼンに所属するDFエメル・トプラクが、今月末にユーロ2016予選と親善試合に臨むトルコ代表を辞退する判断を下したという。23日、ドイツ紙『キッカー』が伝えている。
「ピストル事件」とは、レヴァークーゼンに所属するMFハカン・チャルハノールとトプラクの2選手が、2013年10月、ブラジル・ワールドカップ予選のオランダ戦後に宿泊していたホテルの一室でトルコ代表のチームメートであるベシクタシュMFギョクハン・トレからピストルで脅されたという事件。
チャルハノールの父はトレの代表入りを見送るよう願っていたが、トルコ代表のファティ・テリム監督はトレ招集を決断した。
これを受け、チャルハノールはチーム関係者やテリム監督らとの話し合いを行い、代表に復帰することで合意へと至った。しかし、トプラクに関しては、話し合いは行われておらず、今回の代表招集には断りを入れている。
トプラクは、事件の解明までは招集に応じないことと、それまではトレを代表チームでプレーさせないことを望んでいるという。