ホームで快勝を収めたシャルケ [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第24節が7日に行われ、DF内田篤人が所属するシャルケとホッフェンハイムが対戦した。内田はベンチスタートとなった。
前節、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントとの“ルール・ダービー”で完敗を喫した5位シャルケ。ここ3試合白星無しと調子を落としつつある。一方、7位のホッフェンハイムは前節、同代表FW岡崎慎司が所属するマインツに2-0と快勝した。しかし、これまで勝利した次の試合で敗れることが多く、安定して結果を残せていない。
最初にチャンスを掴んだのはシャルケ。3分、トランクイロ・バルネッタが右サイドからクロスを上げると、クリスティアン・フクスが決定機を迎えたが、決めきれなかった。さらに10分、フクスのクロスにフリーのマティヤ・ナスタシッチが飛び込んだが、これも得点には至らない。
その後も攻勢をかけるシャルケに待望の得点が生まれる。13分、右サイドを突破したマルコ・ヘーガーがクロスボールを上げると、ファーサイドに走りこんだフクスが左足ボレー。今度はゴール左下に決まり、ホームのシャルケが先制に成功した。
1点をリードするシャルケは早くも交代のカードをきる。35分、警告を受けたフクスを早々に下げて内田を投入。すると41分、右サイドを突破したヘーガーがクロスボールを入れると、ニアのエリック・マキシム・チュポ・モティングが胸トラップ。少しボールは前へ流れたが、中央へ折り返したボールを、マックス・マイヤーが押し込み、シャルケが追加点を挙げた。その後スコアは動かず、シャルケが2点をリードして前半を折り返した。
後半開始早々、反撃に出たいホッフェンハイムが好機を得る。51分、カウンターからケヴィン・フォラントが左サイドを突破。数的優位の状況になるが、フォラントが折り返したボールは、カーン・アイハンがブロックして得点を許さない。
ピンチをしのいだシャルケが再びホッフェンハイムを突き放す。54分、右サイドのヘーガーから縦のチュポ・モティングへパス。ボールを受けたチュポ・モティングは2人をかわして中央へ切れ込みグラウンダーのクロス。これをマイヤーが右足で蹴りこみ、この試合2点目を奪った。
余裕の生まれたシャルケは、56分にヘーガーを下げてレオン・ゴレツカを投入。負傷により長期離脱を強いられていたゴレツカにとっては、今シーズン初出場となった。
まずは1点を返したいホッフェンハイム。75分、シャルケのCKを防ぐと、カウンターからオイゲン・ポランスキが右サイドを持ち上がる。アダム・サライを経由して、フォラントにボールが渡ると、中央へ切り込んでから左足を振りぬく。これがゴール右に決まり、ホッフェンハイムが1点を返した。
しかし、ホッフェンハイムの反撃もここまで。このまま試合は終了し、3-1でシャルケがホッフェンハイムを下した。内田は35分から途中出場している。
シャルケは次節、敵地でMF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンと対戦する。
【スコア】
シャルケ 3-1 ホッフェンハイム
【得点者】
1-0 13分 クリスティアン・フクス(シャルケ)
2-0 41分 マックス・マイヤー(シャルケ)
3-0 54分 マックス・マイヤー(シャルケ)
3-1 75分 ケヴィン・フォラント(ホッフェンハイム)
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