酒井高徳が所属するシュトゥットガルトの選手たち [写真]=Getty Images
日本代表DF酒井高徳が所属するシュトゥットガルトは19日、合宿地ラゴスでアルバニア1部リーグのKFラシと練習試合を行い5-0で快勝した。しかし、この試合結果がKFラシ側によって意図的に操作されていたのではないかとの疑惑が出ている。
23日、ドイツ紙『ビルト』が報じた内容によると、ドイツ・フットボールリーグ社(DFL)のアンドレアス・レティッヒ取締役は、「我々が利用しているスポーツレーダー社の監視システムから、この練習試合の結果を予想する賭博で異常な倍率が発見されたと、シュトゥットガルト、ドイツサッカー連盟(DFB)、そして検察庁に連絡が入った」と話し、不正賭博の疑いが持たれていることを認めたという。
しかし、同取締役は「シュトゥットガルトに対して嫌疑は全くかけられていない。彼らは、不正規な条件の下でテストマッチに臨まなければならなかった被害者なんだ」と、シュトゥットガルトには違法性が一切なかったことを強調している。
この試合はシュトゥットガルトが前半を2-0とリードし、後半にはさらに3点を追加。試合直後には同クラブのフーブ・ステフェンス監督が「次の練習試合の相手はもっと手応えがあればいいが…」とコメントするなど、敵将である同監督でさえも首を傾げたくなる場面が少なからずあったようだ。