シャルケがヴォルフスブルクを破った [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第12節が22日に行われ、日本代表DF内田篤人のシャルケとヴォルフスブルクが対戦。内田は先発出場を果たした。
ホームでの一戦に臨んだシャルケは、内田の他にフェリペ・サンターナ、ベネディクト・ヘーヴェデス、ケヴィン・プリンス・ボアテング、クラース・ヤン・フンテラールらが先発出場した。対するヴォルフスブルクはリーグ戦6連勝中で2位につけている。今節ではケヴィン・デ・ブライネやイヴァン・ペリシッチ、ルイス・グスタヴォらが先発メンバーに名を連ねた。
先制点を奪ったのはシャルケだった。10分、マルコ・ヘーガーが敵陣中央から左サイドの背後へ対角線上の浮き球のパスを出すと、エリック・マキシム・チュポ・モティングがペナルティーエリア左側でトラップ。最後は左足シュートをゴール右隅に沈めた。チュポ・モティングはさらに22分、ボアテングからの浮き球のスルーパスに反応。ペナルティーエリア内で相手DFを冷静にかわし、最後は左足で押し込んだ。
2点リードを奪ったシャルケは、25分にも思わぬ形で追加点を奪う。敵陣右サイドで得たFKをクリスティアン・フクスが蹴り込み、インスイングのボールをゴール前へ。競り合う選手と重なる形で飛び出した相手GKはボールに触ることができず、そのままゴールへ吸い込まれた。
3点ビハインドを負ったヴォルフスブルクも37分に反撃。デ・ブライネからのスルーパスでペナルティーエリア左側へ抜け出したペリシッチの折り返しをイヴィツァ・オリッチがワンタッチで押し込んで1点を返し、前半は3-1で終了した。
1点を追う後半開始時からヴォルフスブルクはアーロン・フントを投入。さらに72分にはニクラス・ベントナーをピッチに送り出し、打開を図った。すると2分後の74分、ベントナーがゴールネットを揺らし、スコアは3-2となった。
3点を先行しながら1点差に迫られたシャルケは、終盤もヴォルフスブルクの猛攻を受けたものの、必死の守備で応戦。後半アディショナルタイムには内田がフリーでパスを受けたが、ペナルティーエリア手前からの右足シュートは相手GKに阻まれた。
シャルケは4点目こそ奪えなかったが、3-2でヴォルフスブルクを退け、リーグ戦2試合ぶりの勝利を収めた。ヴォルフスブルクのリーグ戦連勝は6でストップした。なお、内田はフル出場だった。
【得点者】
1-0 10分 エリック・マキシム・チュポ・モティング(シャルケ)
2-0 22分 エリック・マキシム・チュポ・モティング(シャルケ)
3-0 25分 クリスティアン・フクス(シャルケ)
3-1 37分 イヴィツァ・オリッチ(ヴォルフスブルク)
3-2 74分 ニクラス・ベントナー(ヴォルフスブルク)