フランクフルトのヒュブナーSD
日本代表MF乾貴士とMF長谷部誠の所属するフランクフルトとスポーツ支援人材育成の分野で教育提携を締結した、大学院大学や専門学校などを運営する学校法人 滋慶学園グループは15日、都内で記者会見を行い、今回の提携についての説明を行った。
同会見にはフランクフルトの指揮官で東京スポーツ・レクリエーション専門学校と顧問契約を結んだトーマス・シャーフ監督、フランクフルトのブルーノ・ヒュブナーSD(スポーツ・ディレクター)が出席した。
クラブの補強などを担当するヒュブナーSDは会見の席で、長谷部、乾の獲得交渉について言及。乾については、「私が3年前にフランクフルト(当時2部)で働き始めたとき、ボーフムでの乾のプレーを見て印象的だった。フランクフルトが1部に昇格し、チームの底力になってほしいと考えた。我々にとってキーとなる選手になったと思う。昨季は満足のいかない部分もあったかと思うが、加入したことを証明するためにプレッシャーを感じていたかもしれない。今は少しずつ解放され、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれている。満足している」と経緯を説明。
また、今夏獲得した長谷部については、「前フランクフルトの監督(アルミン・フェー)がヴォルフスブルク時代の長谷部を指導しており、良い報告があった。2年前から獲得を狙っていた」と明かすと、昨シーズン長谷部が所属したニュルンベルクの2部降格により、獲得できたと説明した。また、「長谷部はドイツ語もしっかりとでき、ピッチ上だけでなく、ロッカールームでも模範的。人間性が素晴らしいと聞いている。長谷部加入で安定性がもたらされた。フランクフルトに新鮮な風が吹いたと思っている。長谷部は(前所属の)ニュルンベルクや日本代表でも主将も務めている。リーダーシップに納得している。彼の人間性を見ても、加入を嬉しく思っているし、成功した移籍だと思っている」と賛辞の言葉を並べている。