都内での会見に出席したシャーフ監督
日本代表MF乾貴士とMF長谷部誠の所属するフランクフルトとスポーツ支援人材育成の分野で教育提携を締結した、大学院大学や専門学校などを運営する学校法人 滋慶学園グループは15日、都内で記者会見を行い、今回の提携についての説明を行った。
同会見にはフランクフルトの指揮官で東京スポーツ・レクリエーション専門学校と顧問契約を結んだトーマス・シャーフ監督、フランクフルトのブルーノ・ヒュブナーSD(スポーツ・ディレクター)が出席した。
1982年と86年に開催されたキリンカップで、ブレーメンの選手の一員として日本代表と対戦するため来日して以来となる訪日となったシャーフ監督。14日に行われた日本代表とホンジュラス代表の試合を現地観戦し、現在指導をしているフランクフルトの2選手、MF長谷部誠、FW乾貴士の印象について語った。
長谷部は先発出場し、主将としてアンカーの位置でプレー。後半からの出場した乾は代表初ゴールを決め、2得点を挙げる活躍を見せた。ホンジュラス戦について「2人だけでなく、日本代表を見られて嬉しく思う。2人は実力をしめし、代表の中でどう動いているかが重要」と前置きした上で、「特に乾はゴールもあり、大変良かった。ポジションもチームに近い。フランクフルトに欠かせない存在になっていくと思う。活躍する姿を見ていきたい」と、特に乾のプレーが印象的だったようだ。
その他の選手についても、「大変素晴らしいパフォーマンスを見せ、力強い、いい選手がそろっていたと思う。日本は近年、目覚ましいパフォーマンスを見せている。ブンデスでプレーする選手もたくさん試合に出ていた。ドイツに渡り、チャンスに挑んで、実際に成長した姿を見せられていると思う。個人の見解として、ブンデスリーガは世界最高だと思っているので、そこでプレーすることは成長につながる。ブンデスリーガにおいても質の高い選手が世界各国から集まってプレーするのはプラス。互いにとって好循環が生まれていると思う」とコメント。
日本代表選手で長谷部、乾以外に気になった選手について問われると、「メディアの方もいる。明日の朝刊でスクープになってしまうような危険は冒したくないな(笑)。気になる選手がいれば、ヒュブナーの仕事だ。帰りの飛行機も一緒だから、ヒュブナーと喧嘩をしたくないしね(笑)」と会場を笑わせつつ、「興味深い選手はいたけど、名前を挙げるのは控えておくよ」と話すにとどまった。