ドライバーを一斉解雇したシャルケ [写真]=Bongarts/Getty Images
DF内田篤人が所属するシャルケは先日、30人以上を抱えるバス運転手のうち1人のドライバーを即時解雇したが、その当事者B・リューディガー氏がこの解雇を不当だとして、ゲルゼンキルヘン労働裁判所に訴えを出していたことが明らかになった。
18日、『レヴィーア・シュポルト』誌など複数地元メディアが一斉に報じている。
同誌によると、現在44歳のリューディガー氏は、ミニバス及びワゴンなどを運転するシャルケ直属の元ドライバー。U-9からU-19までシャルケ下部組織に属する子供たちを、試合や遠征の際に送り迎えするのがその任務だったが、同氏は今年5月に即時解雇されてしまったというのだ。
しかしシャルケはこの訴えを受け、逆にリューディガー氏を非難するコメントを発表。「彼がミニバス(ワゴン)を11日間にわたり私的利用したために、解雇の猶予を与えなかった」というのがその理由だそうで、地元紙『デア・ヴェステン』などは「リューディガー氏は自分の娘を幼稚園に送り迎えするためにシャルケ所有の車を利用していた」とも記している。
また同クラブは「車に付けてあるGPS機能によりそれが判明した」と話しており、証拠の提出も可能とのことだ。