シャルケカップでウェストハムと対戦したシャルケ [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表DF内田篤人の所属するシャルケが緊急事態に陥っていると9日、ドイツ紙『ビルト』が伝えた。
同紙によると、8日午前のトレーニング中、左サイドバックのレギュラーであるDFセアド・コラジナツが右膝を強くひねり、足をひきずったままクラブハウスに姿を消していったという。
これで同クラブが抱える負傷者は、内田、MFジェフェルソン・ファルファン、MFレオン・ゴレツカ、GKファビアン・ギーファー、MFチネドゥ・オバジ、MFシドニー・サム、MFヤン・キルヒホフ、MFレロイ・サネに加え9人目で、これにはさすがのイェンス・ケラー監督も「絶望的だよ。もう我々には練習場の芝を変えることくらいしかできないのではないのか…?」と悲壮感に暮れているとのことだ。
このため指揮官は、ブラジル・ワールドカップの影響でチームへの合流が遅れたドイツ代表MFユリアン・ドラクスラー、同DFベネディクト・ヘヴェデス、オランダ代表FWクラース・ヤン・フンテラールらに、当初の予定より急ピッチで調整を進めさせる可能性も示唆している。
今シーズン初の公式戦であるDFBポカール1回戦を18日に控えているシャルケ。開幕に先立ち、早くも同クラブは総力戦を挑まなければならないようだ。