W杯直前の親善試合で負傷したロイス [写真]=Bongarts/Getty Images
ブラジル・ワールドカップへ旅立つ前日に開催された親善試合のアルメニア戦で左足首じん帯を部分断裂し、同大会出場の夢が一瞬で消え去ってしまったドルトムント所属のドイツ代表MFマルコ・ロイス。4日、ドイツ誌『キッカー』は、負傷後初となる同選手のインタビュー内容を明らかにした。
その中でロイスは、「僕にとっては非常に長い時間だった。できることならもう二度と経験したくない時間だ」と当時から現在に至るまでの心境を吐露。ドイツサッカー連盟から、ワールドカップ決勝に招待されたものの、その申し出を断った理由については、「僕はリハビリに全力を注いでいた。ブラジルに行くことで3日も4日もリハビリを休むなんて、僕はしたくなかったんだ」と話している。
また、ドイツ代表が優勝を決めた後のセレモニーで、親友であるバイエルンMFマリオ・ゲッツェが自身のユニフォームを掲げてくれたことに関しては、その時の裏事情についてこう語っている。
「正直に言うと、その時にはもうTVを消して、ベッドの上にいたんだよ」
既にボールを使ったトレーニングを再開したロイスには、絶望視されていた23日のブンデスリーガ開幕戦にも間に合う可能性が浮上している。ワールドカップに出られなかった悔しさをぶつけるべく、今シーズンに臨むロイスのモチベーションは誰よりも高いのではなかろうか。