キャプテンを退任したドルトムントのMFケール [写真]=BVB.jp
ドルトムント所属のMFセバスティアン・ケールが、2008年から務めていた同クラブのキャプテンから退くと発表した。日本語版クラブ公式HPが伝えている。
2014-15シーズンを現役最後のシーズンとしているケールは30日、キャンプを行っているスイスで会見を行い、以下のように語った。
「この重要な役割を務めてきた喜びと誇りでいっぱいだ。次の人にバトンを渡すことは自然な流れだよ。今後は後継者にアドバイスや自分の経験を伝えていくチャンスがある。全力でサポートするつもりだ。これまでキャプテンという役割を楽しんだけど、今が潮時だと思う」
「ボルシアには素晴らしい未来が待っている。クラブの歴史に自分の名前を残すことができたのは嬉しいよ。このシーズン(2014-15)限りで現役から退くことを決めていたから、キャプテンも退くことに決めた」
「これからも変わらずチームのために貢献していく。僕を知っている人なら、僕が全力を尽くすことを分かっているはずだ。今後も選手会に籍を置き、ピッチの内外での自分は何も変わらない。現役最後のシーズンをタイトルで締めくくれれば最高だ」
34歳のケールは2002年1月にフライブルクからドルトムントに加入。クラブ記録2位となる在籍12年半で通算329試合に出場。2001-02と、2010-11シーズンにブンデスリーガで優勝を経験しており、さらに2011-12シーズンは、リーグ優勝に加えてDFBポカールも制覇し、キャプテンとして2冠達成に貢献した。ドイツ代表としてもワールドカップに2度出場し、2002年の日韓大会と2006年のドイツ大会での準優勝を経験している。