ブンデス2部優勝を決め、同僚と喜びを分かち合う長澤 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ2部の第31節が21日に行われ、MF長澤和輝所属のケルンとMF田坂祐介のボーフムが対戦。両選手とも先発出場した試合は、3-1でケルンが勝利し、3試合を残して2部優勝を決め、3シーズンぶりの1部復帰を果たした。
長澤は5試合連続の先発出場となり、チームの5連勝に貢献した。試合後、取材に応じた長澤は、「日本でも大学リーグで優勝したことあるんですけど、みんなホントにクレイジーで大変だなぁって。まぁ、よかったです」と、素直な気持ちを語りつつ、「まだ実感はないですね。自分も試合に絡めたのは少ないし、メンバーが前期に頑張ってくれたから、ここまで来られたと思うし、そこはこれからもっと信頼を勝ち得てやっていかなければと思います」とコメント。
冬にチームに加入し、約半年が経過したが、「全く新しい環境だったんで、いろいろ日本にいては経験できないような、すごくいい経験ができたと思うし、うまくいかないことも多くあったんですけど、そのなかでもとりあえず優勝することができ、1部に上がることに、チームで試合に出て、絡むことができたのでそこはよかったかなと思います」と振り返った。
ブンデスリーガの舞台に活躍の場が移る、来シーズン以降については、「自分は運もあって2部から1部に上がって。その1部で試合ができることは、日本でもホントに少ない人数しかいないですし、そういうチャンスを得たことはラッキーなこと。そこに向けてしっかりと準備して自分に出来ること、出来ないことをしっかりと考えて自分の経験にしていけたらなと思います」と、成長を誓っている。
長澤は八千代高校を卒業後、専修大学に入学。2013年には横浜F・マリノスに特別指定選手として加入した。同世代の選手の中で大きく活躍すると、2013年12月にケルンへの加入が発表された。