代表初ゴールを挙げたジャン・フィリップ・マテタ [写真]=Getty Images
FIFAワールドカップ26欧州予選・グループDの第4節が13日に行われ、アイスランド代表とフランス代表が対戦した。
ここまで3試合を消化した欧州予選で全勝を記録し、グループDの首位を走るフランス代表。8大会連続のワールドカップ出場を目指す“レ・ブルー”だが、10日に行われたアゼルバイジャン代表戦後にキリアン・エンバぺとイブライマ・コナテがチームを負傷離脱。予期せぬアクシデントに見舞われながら敵地でアイスランド代表と激突する。
試合は序盤からフランス代表が主導権を握ったものの、39分にセットプレーでアイスランド代表がスコアを動かす。敵陣左サイド深くでコーナーキックを獲得すると、キッカーを務めたアルベルト・グズムンドソンがインスイングのクロスを供給。ニアに入れたボールがゴール前で混戦を生み出し、最後はヴィクター・パルソンが押し込んで先制点を挙げた。
リードを許したフランス代表も63分に反撃。相手のクリアをダヨ・ウパメカノが拾い、パスを受けたリュカ・ディニュがミカエル・オリーズとのワンツーで左サイドを前進する。縦に流したスルーパスにクリストファー・エンクンクが抜け出すと、得意のカットインからペナルティエリア内で右足を一振り。正確なコントロールショットを流し込み、フランス代表が追いついた。
さらに68分、左サイドでボールを持ったエンクンクが一度バックパスを選択し、エドゥアルド・カマヴィンガがボックス左角へと鋭く差し込む。マグネス・アクリウシェがマーカーに体を寄せられながら前を向くと、ゴール前にグラウンダーの折り返しを配球。ディフェンスとの駆け引きを制したジャン・フィリップ・マテタが右足で合わせ、アウェイチームがゲームをひっくり返した。なお、マテタは代表初ゴールとなった。
しかし、その2分後にアイスランド代表が意地を見せる。ハーフウェイライン右でブリニョルフル・ウィルムソンがボールを収め、巧みなキープからイサク・バーグマン・ヨハンネソンがスルーパス。ラインブレイクしたグズムンドソンが左脇を駆け上がるクリスチャン・ヒリンソンに繋ぎ、GKとの1対1を決め切って同点弾をマークした。
結局、そのまま試合は2-2で終了し、互いに1ポイントずつを分け合った。次節は来月13日に行われ、アイスランド代表はアウェイでアゼルバイジャン代表と対戦。フランス代表はホームでウクライナ代表と対戦する。
【得点者】
1-0 39分 ヴィクター・パルソン(アイスランド代表)
1-1 63分 クリストファー・エンクンク(フランス代表)
1-2 68分 ジャン・フィリップ・マテタ(フランス代表)
2-2 70分 クリスチャン・ヒリンソン(アイスランド代表)
By サッカーキング編集部
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