ロリアン戦で先発出場した伊東純也 [写真]=Getty Images
リーグ・アン第10節が28日に行われ、スタッド・ランスとロリアンが対戦した。
ここまで勝ち点「14」の6位につけるスタッド・ランス。日本代表FW中村敬斗が負傷により離脱するなか、3試合ぶりの勝利に向け、この日も日本代表FW伊東純也を2トップの一角で先発に起用し、14位のロリアンをホームで迎え撃った。
前節はポストに直撃するミドルシュートに加え、先制弾の起点にもなるなど、所属クラブで確かな存在感を示している伊東。そんな日本人アタッカーは、14分に右サイドから送られたクロスの落としを受けると、ボックス右の位置からダイレクトで右足を振り抜く。シュートは枠を外れたものの、この日も伊東は積極的な姿勢を見せていく。
序盤はロリアンにボールを握られていたスタッド・ランスだったが、徐々にゲームを支配し始める。29分には、相手GKのロングボールをカットすると、ボールを受けたモハメド・ダラミーがドリブルでボックスに侵入。伊藤とのワンツーからダイレクトでゴールを狙うが、シュートは力無くGKにキャッチされてしまった。
すると、伊東が守備からチャンスを作り出す。43分に、伊東が前線から猛烈なプレスをかけると、ロリアンのセンターバックを務めるイサーク・トゥーレのコントロールミスを見逃さずボールを奪取。そのままゴール前に持ち運ぶが、ボックス内でイサーク・トゥーレに奪い返されシュートには持ち込めない。伊東はファールを主張したが、判定はノーファールとなった。
後半も試合を優位に運ぶスタッド・ランスだが、なかなかシュートに持ち込めない。そんななか、77分に自陣深くでスタッド・ランスがボールを奪うと、縦に速いカウンターを仕掛ける。パスカットからボールを受けたアミン・サラマが、ドリブルで長い距離を駆け上がり、ボックス付近で伊東へのヒールパスを選択。ペナルティエリア右角でボールを受けた伊東は、右足でループシュートを狙うが、ゴールマウスの上を通過した。
そんななか、ロリアンの選手の退場により、スタッド・ランスが数的優位となった直後の84分にゲームが動く。相手を押し込んだ状況から、センターバックのジョゼフ・オクムがロングフィードで左サイドに展開。ボールを持ったジョシュ・ウィルソン・エスブランドが、味方とのパス交換からペナルティエリア内に侵入すると、角度の無い位置から右足を振り抜く。コントロールされたシュートは、鮮やかにサイドネットへと突き刺さり、スタッド・ランスが先制に成功した。
チームの攻撃に関与し続けた伊東は、87分に途中交代でピッチを後に。結局、試合はそのまま1-0で終了し、スタッド・ランスが3試合ぶりの勝利を収めた。次節、スタッド・ランスは来月5日にアウェイでナントと対戦。ロリアンは来月4日にホームでRCランスと対戦する。
【スコア】
スタッド・ランス 1-0 ロリアン
【得点者】
1-0 84分 ジョシュ・ウィルソン・エスブランド(スタッド・ランス)
By サッカーキング編集部
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