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PSG退団が報じられたネイマール、一転して残留の可能性が浮上…鍵を握るのは“恩師”の存在か

2023.06.21

PSG残留説が浮上しているネイマール [写真]=Icon Sport via Getty Images

 パリ・サンジェルマン(PSG)からの退団が噂されていたブラジル代表FWネイマールが、一転してクラブに残留する可能性が高まっているようだ。フランスメディア『レキップ』が19日に報じている。

 ネイマールに関しては2022-23シーズン限りでの退団がかねてより噂されていた。同シーズンは公式戦29試合の出場で18ゴール17アシストをマークしたものの、足首の手術を実施した関係で2月を最後にシーズンが終了。5月3日にはPSGのウルトラス(熱狂的なサポーター団体)がクラブ本部の前でネイマールの退団を要求し、集団の一部がネイマールの自宅付近にて「ネイマール、出て行け!」というチャントを歌ったことなどが報じられた。ネイマール自身も退団を考慮するようになり、今季限りでクラブを離れる可能性が高まっていた。

 プレミアリーグのクラブやサウジアラビア行きなどが取り沙汰され、新シーズンにネイマールがどのクラブのユニフォームを身に纏っているかには大きな注目が集まっていたが、今回の報道によるとネイマールは一転してPSGに残留する方針だという。自身の気持ちが残留に傾いた背景には、“恩師”の存在があるようだ。

 PSGは今夏に指揮官の交代に交代を検討しており、昨年夏から指揮を執るクリストフ・ガルティエ監督の解任は決定的と見られている。以前は前バイエルン指揮官のユリアン・ナーゲルスマン氏の名前が候補として挙がっていたが、今月に入ったところで交渉は決裂。ターゲットの変更を余儀なくされると、昨年12月にスペイン代表の監督を退任して以降はフリーの状態が続いているルイス・エンリケ氏に候補を絞ったようだ。交渉は順調に進展しており、『レキップ』やイギリスメディア『BBC』など大手複数メディアが大筋合意に達していると報道。現時点で、来季のPSGはL・エンリケ氏に率いられることが濃厚だ。

 このような状況を踏まえ、ネイマールの心境にも変化が生じたようだ。ネイマールとL・エンリケ氏は2014-15シーズンから3シーズンにわたってバルセロナで共闘。ラ・リーガ2連覇やコパ・デル・レイ3連覇、さらには2014-15シーズンのCL優勝など数々のタイトルを共に勝ち獲ってきた。L・エンリケ氏が退任した2016-17シーズン終了後、ネイマールも2億2000万ユーロ(約326億円)と報じられた巨額の移籍金でPSGへと旅立つことに。ネイマールはL・エンリケ氏がPSG来ることを喜んでおり、同氏の下でPSGでのキャリアを続行する方向で考えているという。

 果たして、PSGの新指揮官がL・エンリケ氏に決定した場合、来季もネイマールがPSGの“10番”を背負うのだろうか。今後の動向に注目が集まっている。

By サッカーキング編集部

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