現地時間3日、リーグ・アン第38節（最終節）の10試合が各地で開催された。
前節連覇を決めたパリ・サンジェルマン（PSG）はホームにクレルモンを迎えての一戦。退団の決定しているセルヒオ・ラモスの先制点もあり早い時間帯に2点のリードを奪ったものの、その後攻勢を強めるクレルモンに3ゴールを許し敗れた。セルヒオ・ラモス、リオネル・メッシ、クリストフ・ガルティエ監督が今季限りでチームを去る中、彼らの退団に花を添えることができなかった。なお、キリアン・エンバぺはこの試合でチーム2点目となるPKを沈め、リーグ得点王を獲得している。
日本代表MF伊東純也の所属するスタッド・ランスはモンペリエと対戦。スタッド・ランスはフォラリン・バログンのゴールで前半リードで折り返したものの、後半立て続けに3ゴールを許し最終戦を勝利で飾ることはできなかった。伊東は先発フル出場を果たしている。
ヨーロッパリーグ出場を狙うレンヌはブレストと対戦。バンジャマン・ブリジョーのゴールで幸先よく先制したものの36分にPKを献上し同点に追いつかれる。それでも前半終了間際に得たPKをブリジョーが再び沈め、2－1で競り勝ち貴重な勝ち点「3」を手にした。
同じくEL出場権獲得を目指すリールはすでに降格の決定しているトロワと対戦。バフォデ・ディアキテのゴールで52分に待望の先制点を奪ったものの72分に同点弾を浴び、そこから状況を覆せず。67％の支配率と18本のシュートを記録するなど猛攻に出たものの、引き分けに終わり勝ち点「1」を積み上げるにとどまった。この結果、勝利した5位レンヌとの順位が入れ替わり、レンヌがEL出場、リールはヨーロッパカンファレンスリーグ（ECL）出場が決定した。
日本代表MF南野拓実が所属する6位モナコはトゥールーズとの一戦。EL、ECL出場に向けて絶対に落とせない最終戦となったが、後半アディショナルタイムに勝ち越し弾を許し、敗戦を喫した。南野は先発出場を果たし53分までプレーしている。
同じくヨーロッパコンペティション出場権獲得を狙っていた7位リヨンはニースに1－3と完敗。33分までに3失点を喫し、逆転でのECL出場は叶わなかった。
一方で注目が集まっていた残留争いだが、17位ナントがアンジェに勝利し、16位オセールがRCランスに敗れた結果、最終節で順位が逆転。ナントが土壇場での残留を勝ち取った。
リーグアン最終節の試合結果と最終順位、得点ランキングは以下の通り。
■試合結果
アジャクシオ 1－0 マルセイユ
オセール 1－3 RCランス
ブレスト 1－2 レンヌ
ロリアン 2－1 ストラスブール
モナコ 1－2 トゥールーズ
ナント 1－0 アンジェ
ニース 3－1 リヨン
パリ・サンジェルマン 2－3 クレルモン
スタッド・ランス 1－3 モンペリエ
トロワ 1－1 リール
■順位表
※（）内は勝ち点／得失点差
1位 パリ・サンジェルマン（85／＋49）
2位 RCランス（84／＋39）
───────CL本戦出場圏───────
3位 マルセイユ（73／＋27）
───────CL予選出場圏───────
4位 レンヌ（68／＋30）
───────EL出場圏───────────
5位 リール（67／＋21）
───────ECL出場圏──────────
6位 モナコ（65／＋12）
7位 リヨン（62／＋18）
8位 クレルモン（59／－4）
9位 ニース（58／＋11）
10位 ロリアン（55／－1）
11位 スタッド・ランス（51／0）
12位 モンペリエ（50／＋3）
13位 トゥールーズ（48／－6）
14位 ブレスト（44／－10）
15位 ストラスブール（40／－8）
16位 ナント（36／－18）
───────自動降格圏───────
17位 オセール（35／－28）
18位 アジャクシオ（26／－51）
19位 トロワ（24／－36）
20位 アンジェ（18／－48）
■得点ランキング
1位 29得点 キリアン・エンバペ（パリ・サンジェルマン）
2位 27得点 アレクサンドル・ラカゼット（リヨン）
3位 24得点 ジョナサン・デイヴィッド（リール）
4位 21得点 ロイス・オペンダ（RCランス）
5位 21得点 フォラリン・バログン（スタッド・ランス）
By サッカーキング編集部
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