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PSG指揮官の“人種差別疑惑”…同業者からは「過去にそんな噂は聞いたことがない」という声

2023.04.15

“人種差別疑惑”を報じられた、PSGのガルティエ監督 [写真]=Getty Images

 パリ・サンジェルマン(PSG)のクリストフ・ガルティエ監督が、昨シーズン指揮を執っていたニースで選手に差別的な発言をしたとして告発され、フランスサッカー界に衝撃が走っている。

 ニースでスポーツディレクター(SD)を務めたジュリアン・フルニエ氏は、当時チームを率いていたガルティエ監督が昨シーズン終盤に一部選手に対して差別的な発言をしていたと告発。フルニエ氏は本件について、ニースのオーナーであるイギリスの化学会社『イネオス』のSDを務めるデイブ・ブレイルスフォード氏にメールを送ったとされており、12日付けでフランス紙『レキップ』を含めたフランスの各メディアが報じていた。

 ガルティエ監督の弁護士は12日、事実を否定する旨のコメントを発信。名誉毀損や脅迫行為などに対しては、法的措置を取ることも明かした。

 また、フランスメディア『RMCスポーツ』は15日、トゥールーズのフィリップ・モンタニエ監督のコメントを紹介。14日に行われたリーグ・アン第31節のリヨン戦に1-2で敗れた後の記者会見で“ガルティエ騒動”について訊ねられたモンタニエ監督は、次のように率直な感想を語った。

「クリストフとは特に親しいわけではないが、人種差別というテーマについて彼に関する噂を聞いたことがないよ。何十年も前から彼を知っている人たちは、彼が誰に対しても人種差別的な発言をするのを見たことがないと言っている」

 モンタニエ監督は、メディアがガルティエ監督の疑惑を大々的に報じていることについて「驚いている。もはや嵐というより、ハリケーンだ」とコメント。過去に仕事をともにした人々からもガルティエ監督を擁護する声が挙がっており、今回の騒動は今後しばらく現地メディアで取り上げられ続けるかもしれない。

By サッカーキング編集部

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