先月は豪州でテニスを観戦していたトゥヘル氏。PSGの監督に再任も? [写真]=Getty Images
昨年9月までチェルシーを率いていたドイツ人監督のトーマス・トゥヘル氏が、パリ・サンジェルマン(PSG)の指揮官に再任する可能性があるようだ。16日、イギリスメディア『コートオフサイド』やフランスメディア『RMCスポーツ』が報じている。
報道によると、現在PSGを率いるクリストフ・ガルティエ監督は、クラブとして2011年以来となる公式戦3連敗という不振や不明確なゲームプランなどで、立場が安泰とは言えない状況。バイエルンとのチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグが行われる3月8日までは指揮を執るとみられているが、そこでの結果次第では(ガルティエ監督の解任も含めて)何かが起こる可能性もあると伝えられている。
もし、同監督の解任が現実となった場合、クラブは元レアル・マドリード指揮官のジネディーヌ・ジダン氏とトゥヘル氏が後任の候補であると報道されている。オーナー陣はジダン氏の就任を希望しているが、クラブ内部にはトゥヘル氏の再任を望む者もいると伝えられている。同氏は、2018年からPSGを指揮し、リーグ・アン2連覇を達成。2019-20シーズンにはクラブ初となるチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出も果たすなど、好成績を残していた。
トゥヘル氏は現在49歳。マインツ、ドルトムントで評価を上げ、PSGを2020年冬まで指揮。2021年初頭からチェルシーの監督に就任すると、すぐさまチームを掌握。4か月でCL優勝も果たした。西ロンドンでの約1年半の間に、リーグ戦4位と3位、2度のFAカップ準優勝など、安定した成績を残すが、昨年9月に解任された。以降はフリーの状態が続いている。
行く先々で結果を残してきたトゥヘル氏。指揮官復帰の場に、パリの地を選ぶのか。
By サッカーキング編集部
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