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PSG、2季連続でフランス杯ラウンド16敗退…マルセイユが“ル・クラシィク”を制す

2023.02.09

マリノフスキーの決勝弾でマルセイユがPSG撃破 [写真]=Icon Sport via Getty Images

 クープ・ドゥ・フランスのラウンド16(5回戦)が8日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とマルセイユが対戦した。

 フランス最大のダービーマッチとも称される“ル・クラシィク”がクープ・ドゥ・フランスで実現した。リーグ・アンで首位を走るPSGと2位につけているマルセイユの対戦となっているが、リーグでは既に勝ち点差「8」が付いており、PSGの独走状態が続いている。マルセイユは12シーズンぶりのタイトル獲得に向けて、ここで“ライバル”に土を付けたいところだ。PSGはセルヒオ・ラモスリオネル・メッシネイマールら豪華な面々がスタメン入り。一方のマルセイユマテオ・ゲンドゥージアレクシス・サンチェスルスラン・マリノフスキーらが先発に名を連ねた。

 試合が動いたのは31分。ゲンドゥージのスルーパスに反応したジェンギズ・ウンデルがS・ラモスをかわしてペナルティエリア内に侵入。前に入ったところをS・ラモスに倒されて、マルセイユにPKが与えられた。このPKをA・サンチェスがゴール右下に沈め、マルセイユが先手を取った。

 対するPSGは40分、ペナルティエリア手前でボールを持ったファビアン・ルイスが左へ展開。ヌーノ・メンデスがマイナスへ折り返し、メッシがダイレクトで縦に付けると、ネイマールはファーストタッチで前を向く。ボックス手前から右足を振り抜いたものの、シュートは右ポストに嫌われた。続く前半アディショナルタイムには左コーナーキックを獲得。ネイマールが蹴ったボールをS・ラモスが頭で叩き込み、PSGが試合を振り出しに戻してハーフタイムに突入した。

 後半に入ると再びマルセイユが前に出る。57分、右サイド深い位置でボールを奪うと、シャンセル・ムベンバがペナルティエリアに侵入。マイナスへの折り返しを受けたA・サンチェスは細かいタッチからフィニッシュまで持ち込んだものの、これは相手にブロックされる。だが、こぼれ球にマリノフスキーが反応。ペナルティエリア手前の位置からフリーで左足を振り抜くと、強烈な一撃がゴールに突き刺さった。今冬の移籍市場でアタランタからレンタル移籍加入したマリノフスキーの得点で、再びマルセイユがリードを奪った。

 まずは同点に追いつきたいPSGだったが、なかなかマルセイユ守備陣を攻略することができない。後半アディショナルタイムにはヌーノ・メンデスのクロスボールが流れてクロスバーに当たると、こぼれ球にS・ラモスが頭で反応する。ラインを割ったか否かに注目が集まったが、S・ラモスのポジションがオフサイドと判定。その後も前線に残ったS・ラモスやメッシ、ネイマールを中心に前への圧力を強めたものの、最後までもう1点を挙げられず、試合はこのままタイムアップを迎えた。

 この結果、マルセイユが昨シーズンに続いて準々決勝進出を決めた。マルセイユにとって、PSG戦の勝利は2020-21シーズンのリーグ・アン第3節以来のこと。クープ・ドゥ・フランスでの勝利に限定すると、1990-91シーズン以来となった。一方、PSGは2シーズン連続のラウンド16敗退に。2020-21シーズンには同大会で連覇を達成していたが、今季も早々と姿を消すこととなった。

【スコア】
マルセイユ 2-1 パリ・サンジェルマン

【得点者】
1-0 31分 アレクシス・サンチェス(PK/マルセイユ
1-1 45+2分 セルヒオ・ラモスパリ・サンジェルマン
2-1 57分 ルスラン・マリノフスキーマルセイユ

By サッカーキング編集部

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