ロヴレンのリヨン復帰が発表された [写真]=Getty Images
リヨンは2日、ゼニトからクロアチア代表DFデヤン・ロヴレンが完全移籍で加入することを発表。2025年6月30日までの2年半契約を結び、約10年ぶりとなる復帰を果たした。
現在33歳のロヴレンは、ディナモ・ザグレブの下部組織出身。2010年1月に同クラブからリヨンへと完全移籍した。2013年夏にサウサンプトンへ移籍するまで、公式戦通算102試合に出場した。
2014年夏からはリヴァプールでプレーし、公式戦通算185試合に出場。2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ優勝や19-20シーズンのプレミアリーグ優勝などを経験した。2020年夏からゼニトに所属している。
2009年10月にデビューを飾ったクロアチア代表では、これまで78キャップを記録している。3大会連続でFIFAワールドカップに出場し、センターバックのレギュラーとして2018年の準優勝と2022年の3位入賞に貢献した。
ロヴレンはリヨン復帰に際し、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。
「リヨンに戻れて、とても嬉しい。このクラブは、俺にとって国際舞台への扉を開いてくれたクラブであり、その恩は決して忘れることはない。特にジャン・ミシェル・オラス会長はいつも俺をサポートしてくれているし、たくさんの思い出やつながりがある。2013年、すべてを出し切れなかったという後悔を胸に刻んでリヨンを後にした。俺の本当の実力をみんなに証明したい」
リヨンはリーグ・アン第17節終了時点で、チャンピオンズリーグ出場圏の3位マルセイユと勝ち点差「9」の8位と苦しんでいる。かつて「俺は世界最高のDFの一人」と豪語したベテランは、苦境に立たされている名門を復権に導くことができるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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