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古豪サンテティエンヌ、19季ぶりに2部降格…PO制したオセールが2012年以来の1部復帰

2022.05.30

オセール(白)がサンテティエンヌ(緑)とのプレーオフを制した(写真はファーストレグ) [写真]=Getty Images

 フランス1部と2部の入れ替えプレーオフが行われ、リーグ・アン18位のサンテティエンヌを下したリーグ・ドゥ3位のオセールが1部昇格を果たした。

 オセールのホームで26日に行われたファーストレグは、1-1のドローで決着。セカンドレグは29日にサンテティエンヌのホームで行われ、51分にオセールが先制したものの、76分にサンテティエンヌが試合を振り出しに戻す。延長戦でも決着がつかず、PK戦を5-4で制したオセールがプレーオフを制した。なお、試合後にはサンテティエンヌの一部サポーターが暴徒化し、機動隊が介入する事態となった。

 サンテティエンヌは2003-04シーズン以来、19シーズンぶりに2部で戦うことになる。パリ・サンジェルマンと並んでフランス史上最多10回のトップリーグ優勝を誇る名門だが、最後のリーグ優勝は1980-81シーズンまで遡る。2011-12シーズンからは8年連続でトップ10フィニッシュを果たし、その間ヨーロッパリーグにも5度出場したが、ここ数年は下位に沈んでいた。

 今季は開幕12試合で未勝利のスタートとなり、12月5日にクロード・ピュエル前監督を解任。パスカル・デュプラズ監督の下、後半戦は勝ち点を積み重ねて自動降格圏を脱出したが、結局は19位メス、最下位ボルドーとともに来季のリーグ・ドゥで戦うことになった。

 一方、オセールは11シーズンぶりのリーグ・アン復帰となる。同クラブは1961年から2005年にわたってチームを率いたギー・ルー元監督の下、1980年に1部昇格を果たし、1995-96シーズンにはトップリーグ初優勝。その後も安定してリーグ・アンの上位につけ、欧州クラブ大会の常連となっていた。しかし、2011-12シーズンは最下位に終わり、32年ぶりの2部降格を経験していた。

 リーグ・ドゥでは中位が定位置となり、長らく昇格争いとは無縁だったが、今季はレギュラーシーズンを3位でフィニッシュ。昇格プレーオフ準決勝でソショーを下し、サンテティエンヌへの挑戦権を得ていた。来季はFWオナイウ阿道が所属する1位トゥールーズ、2位アジャクシオとともに、リーグ・アンを戦う。

By サッカーキング編集部

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