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ベッカムやS・ラモスら…PSGが“移籍金ゼロ”で獲得した大物8選手たち

2021.08.12

PSGが“移籍金ゼロ”で獲得した選手たち [写真]=Getty Images

 パリ・サンジェルマン(PSG)は10日、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの加入をクラブ公式サイトで発表。移籍金の発生しないフリートランスファーで加入し、1年の延長オプションが付随した2023年6月30日までの2年契約を結んだ。

 今回はサッカー史に残る大型移籍というだけでなく、“移籍金ゼロ”で獲得したという点にも注目が集まっている。これまでに巨額の資金を投じて大型補強を進めてきたPSGだが、フリーで大物を引っ張ってきたのはこれが初めてではない。そこで今回は、QIA(カタール・インベストメント・オーソリティ)がクラブオーナーとなった2011年以降、PSGが“移籍金ゼロ”で獲得した8名の大物を紹介しよう。

セルヒオ・ラモス

セルヒオ・ラモス

[写真]=Getty Images

 メッシの“宿敵”であったセルヒオ・ラモスも今夏、フリートランスファーでPSGに加入した。レアル・マドリードとの契約は、2020-21シーズン限りで満了。涙ながらに“ロス・ブランコス”(レアルの愛称)に別れを告げ、初の国外移籍を決断した。新天地でもリーダーシップを発揮できるのか注目される。

ダニエウ・アウヴェス

ダニエウ・アウヴェス

(写真は2019年4月のもの) [写真]=Getty Images

 バルセロナでメッシと共演したあと、ユヴェントスを経由して、2017年にPSGに移籍。同胞のネイマールがサッカー史上最高額となる移籍金2億2200万ユーロ(現レートで約288億円)で加入する一方、D・アウヴェスは“移籍金ゼロ”でフランス上陸を果たした。在籍2年間で2度のリーグ制覇を果たすなど、計6個のタイトルを獲得。現在、サンパウロでプレーする彼にとって、PSGは欧州最後のクラブとなっている。

デイヴィッド・ベッカム

デイヴィッド・ベッカム

(写真は2013年3月のもの) [写真]=Getty Images

 “イングランドの貴公子”ベッカムも、フリーでPSG入りを果たした選手だ。ロサンゼルス・ギャラクシーの退団発表から2カ月後の2013年1月、フランスの名門クラブと短期契約を締結。受け取るサラリーはすべて地元のチャリティー団体へ寄付すると発表したことでも大きな話題を呼んだ。当時37歳ながら、正確無比なキックと献身的な守備は健在で、チームのリーグ制覇に貢献。タイトル獲得とともに、現役ラストシーズンを締めくくった。

ジャンルイジ・ブッフォン

ジャンルイジ・ブッフォン

(写真は2019年2月のもの) [写真]=Getty Images

 イタリアのレジェンドは、17年間過ごしたユヴェントスを退団し、2018年にPSGに加入。40歳にして自身初の国外移籍を果たした。わずか1シーズンの在籍となったが、公式戦25試合に出場して2つのタイトルを獲得した。その後、ユヴェントスへ復帰し、今季からはプロデビューを飾ったパルマでプレーする。

ジャンルイジ・ドンナルンマ

ジャンルイジ・ドンナルンマ

[写真]=Getty Images

 下部組織時代から過ごしたミランとの契約が満了し、今夏、新たな挑戦を決断。新天地は、同名の先輩も在籍したPSGに決まった。EURO2020での活躍が記憶に新しい22歳は5年契約を締結し、“新・銀河系軍団”の正守護神として不動の地位を築くことが期待される。

ジョルジニオ・ワイナルドゥム

ジョルジニオ・ワイナルドゥム

[写真]=Getty Images

 リヴァプールで公式戦通算237試合に出場し、チャンピオンズリーグやプレミアリーグ優勝に貢献してきたMFも、今夏フリーでPSGに加わった。移籍決定直前まで「バルセロナに行くと思っていた」と本人は明かしたが、好条件のオファーとマウリシオ・ポチェッティーノ監督の熱心な勧誘が決め手となってパリ行きを決断したという。とはいえ、その数カ月後にメッシとチームメイトになるとは思っていなかったかもしれない。

アンデル・エレーラ

アンデル・エレーラ

[写真]=Getty Images

 サラゴサ、アスレティック・ビルバオ、マンチェスター・Uを経て、2019年にPSGに加入。マンチェスター・Uではファンが選ぶ年間最優秀選手に選ばれ、本人も残留を強く望んでいたが、契約更新には至らず、フランス王者の一員となった。加入初年度から国内3冠を達成し、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ決勝進出を実現。明晰な頭脳の持ち主として、指揮官から重宝されている。

エリック・マキシム・チュポモティング

エリック・マキシム・チュポモティング

(写真は2019年9月のもの) [写真]=Getty Images

 2018年夏にストークからフリートランスファーで加入。“同期”のブッフォンが1年で退団する一方、チュポモティングは2シーズンにわたってPSGに在籍し、公式戦51試合出場9得点の記録を残した。2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ準々決勝では、アタランタ相手に劇的な決勝点をマーク。チームの救世主となり、初の決勝進出に大きく貢献した。

(記事/Footmedia)

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