SNSから身を引くことを宣言したティエリ・アンリ氏 [写真]=Getty Images
MLS(メジャーリーグ・サッカー)の元モントリオール・インパクト監督で現在は無所属となっているティエリ・アンリ氏が26日、すべてのSNSから身を引くことを宣言した。
アンリ氏は自身のインスタグラムを更新し、プラットフォーマーが差別や暴言などへの対策を整えない限りSNSから引退すると宣言。以下のように綴った。
「明日の朝から、私はソーシャルメディアから身を引くつもりだ。権力のある人たちが、著作権を侵害された時と同じようにプラットフォームを徹底的に規制できるようになるまではね。人種差別、いじめ、その結果としての精神的苦痛などはあまりにも有害で無視することはできない。なんらかの説明責任を果たさなければならない」
「アカウントを作り、それを使っていじめや嫌がらせを行い、それでも匿名でいることはあまりにも簡単すぎる。この状況が改善されるまで、私はすべてのソーシャル・プラットフォームでアカウントを無効にする。早く改善されることを願っている」
現役時代はアーセナルやバルセロナに所属し、フランス代表でも活躍した元ストライカーのティエリ・アンリ氏。現役引退後は指導者としての道を歩み始め、アーセナルの下部組織で監督を、ベルギー代表ではコーチを務めた後、2018年10月にモナコの監督に就任。先月25日には、1年3カ月率いたモントリオール・インパクトの監督を退任していた。
By サッカーキング編集部
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