ナントがドメネク監督を解任した [写真]＝Getty Images
ナントは10日、レイモン・ドメネク監督の解任とアントワーヌ・コンブアレ氏の新監督就任を発表した。
現在69歳のドメネク氏は現役引退後の1988年にリヨンで監督キャリアをスタート。1993年から2004年まではU－21フランス代表監督を務め、2004年から2010年まではフランス代表を指揮した。2006 FIFAワールドカップ ドイツではジネディーヌ・ジダン（現レアル・マドリード監督）を中心とするチームで準優勝を果たしたが、歯に衣着せぬ発言や選手の起用法をめぐって各方面に敵を作っていく。2010年のW杯南アフリカ大会では、大会期間中に選手がボイコットを起こすなどチームの空中分解を招き、1分2敗の最下位でグループステージ敗退。大会終了後に解任されていた、
ドメネク氏は昨年12月28日、今季のリーグ・アンで低迷するナントの新監督に就任し、約10年ぶりにとなる現場復帰を果たした。しかし、公式戦8試合を率いて4分4敗と勝利を挙げられず、10日に行われたクープ・ドゥ・フランス（フランス杯）のラウンド32でRCランスに敗れたことが引き金となって解任に至った。なお、ナントは現在、リーグ・アンで18位に沈んでいる。
後任のコンブアレ氏は現在57歳。現役時代にはナントでプレーした経験を持ち、1990年以来となる復帰を果たすことになった。1999年にPSGの下部組織で監督を始め、2009年夏から2011年12月にかけてはPSGのトップチームを率いていたこともある。ヴァランシエンヌやRCランスなどでも指揮を執った同氏は、昨年1月にトゥールーズの監督を退任して以降はフリーの状態が続いていた。
By サッカーキング編集部
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