ピッチ外での行動が問題視されているネイマール [写真]=Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)が、ブラジル代表FWネイマールの売却を決断する可能性があるようだ。16日、フランス紙『レキップ』が伝えている。
2017年夏にバルセロナから史上最高額となる2億2200万ユーロ(約270億円)の移籍金でPSGに加入したネイマール。加入後2シーズンで公式戦58試合に出場し、51ゴール29アシストを記録している一方、度重なる負傷やピッチ外での行動が問題視されている。
3月6日に行われたチャンピオンズリーグ・ラウンド16セカンドレグのマンチェスター・U戦後にはSNSで審判を批判したことにより、欧州サッカー連盟(UEFA)から来シーズンの欧州大会3試合の出場停止処分が下された。さらに、4月27日に行われたクープ・ドゥ・フランス(フランスカップ)決勝では表彰式の最中に、サポーターと口論となったことを受けて、フランスサッカー協会(FFF)からも3試合の出場停止処分を科されている。
その他にも、性的暴行事件で告訴されるなど様々な問題行動を繰り返すネイマールにPSGのナセル・アル・ケライフィ会長も痺れを切らしたようだ。フランスメディア『France Football』のインタビューに応えた同会長は、「選手たちはこれまで以上に責任を持たなければならない。これまでとは全く違う。彼らはもっとやらなければならない。ここに遊びに来たわけではないのだからね。そしてもしこれらのことに納得できないのであれば、扉はいつでも開いている。チャオ!」と放出に踏み切る考えを持っていることを明かした。
さらに、ケライフィ会長は「スーパースター気取りのような振る舞いの選手はもういらない」とコメント。これがネイマールに向けられた発言だと見られており、今夏の売却の可能性が指摘されている。しかし、PSGは適正な金額でのオファーがあった場合のみ、ネイマールの売却を前向きに応じる考えであるようだが、果たしてオファーは届くのだろうか。
By サッカーキング編集部
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