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仏代表のデシャン監督、米国戦でニアを抜かれた主将のGKロリスを擁護

2018.06.10

アメリカ代表戦でニアサイドを抜かれて失点を喫したロリス [写真]=Icon Sport via Getty Images

 フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督が、トッテナムに所属する同代表GKウーゴ・ロリスを擁護するコメントを残した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が、10日付で報じている。

 9日に行われた国際親善試合でアメリカ代表と対戦したフランス代表は、44分にDFジブリル・シディベのクリアミスをダイレクトで叩き込まれて先制を許していた。

 試合はその後に生まれたFWキリアン・ムバッペのゴールによって引き分けとなったものの、失点に直結する大きなミスを犯したシディベと共に、ニアサイドを抜かれてゴールを割られたロリスの対応についても疑問が投げかけられていた。

 しかし、デシャン監督はロリスについて次のようにコメントを残し、トッテナムとフランス代表で守護神として活躍する同選手のことを擁護している。

「ウーゴが過ごしてきたシーズンについて、誰もが各々の分析を行うだろう。確かに彼はトッテナムで失点につながるミスを3度犯したが、60試合に出場し、トッテナム、そしてフランス代表にポイントをもたらしてきた」

「今夜、彼は失点を防ぐためにはより良い方法があったことを明らかに理解している。たとえ、直前にジブリル・シディベのミスがあったとしてもね。ただ、私は全てに対して疑問を投げかけているわけではない。彼は長く、苦しいシーズンを過ごしてきたのだからね。彼はこれを乗り越えるつもりだよ」

 トッテナムとフランス代表の双方で主将を任されているという事実からも、そのキャプテンシーが歴代の監督から高く評価されていることがうかがい知れるロリス。優勝候補の一角に挙げられているフランス代表の守護神は、大会直前に訪れた試練を糧として、ロシアの地で優勝カップを掲げることができるだろうか。

By サッカーキング編集部

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