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選手を蹴って退場させた主審に6カ月の謹慎処分…審判は今季限りで引退

2018.02.02

審判のチャプロン氏は事件前に今季限りでの審判業引退を発表していた [写真]=Getty Images

 フランスプロリーグ機構(LFP)の懲戒委員会は試合中に選手を蹴り、さらに退場処分にする暴挙に出たトニー・チャプロン主審に6カ月の謹慎処分を科したことを発表した。2日付でイギリスメディア『BBC』が伝えている。

 1月に行われたリーグ・アン第20節のナント対パリ・サンジェルマン戦で主審を務めたチャプロン氏は、後半アディショナルタイムに後方からナントのブラジル人DFディエゴ・カルロスに衝突され、ピッチに転倒した。すると、すぐさまカルロスの足を蹴って止め、さらに同選手に2枚目のイエローカードを提示し、退場処分を宣告。このシーンはメディアに大きく取り上げられ、主審の暴挙が物議を醸していた。

 これを受け、今回チャプロン氏には6カ月の謹慎処分が言い渡された。しかし、半分の3カ月の処分に関しては中断しており、今のところ3カ月の謹慎処分に落ち着くとみられている。映像で問題のシーンを確認したチャプロン氏は、カルロスの衝突が故意ではなかったことを認め、自分の過ちを反省するとともに補足レポートをLFPに送った。そのレポートにより、LFPの懲戒委員会はカルロスに提示された2枚目のイエローカードを取り消すと発表。そのため同選手は次のトゥールーズ戦に問題なく出場し、事件は一段落している。

 尚、チャプロン氏は事件の前に今季限りで審判業から退くことを公表していた。

By サッカーキング編集部

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