パリ・サンジェルマンがクープ・ドゥ・フランス3連覇を達成した [写真]=Icon Sport/Getty Images
クープ・ドゥ・フランス(フランスカップ)決勝が27日に行われ、アンジェとパリ・サンジェルマンが対戦した。
今シーズンのリーグ・アンで12位のアンジェと2位のパリ・サンジェルマンによる一戦。アンジェはこれが実に60シーズンぶりの決勝進出に。一方、パリ・サンジェルマンはこの大会を制すればクープ・ドゥ・ラ・リーグ(フランスリーグカップ)に続いて今シーズン2つ目のタイトル獲得となる。
試合は、地力で勝るパリ・サンジェルマンが序盤から多くのチャンスシーンを作り出す。しかし、アンジェもGKアレクサンドル・レテリエを中心とした守備陣がゴールを許さない。27分にはアンジェFWニコラ・ペペのシュートがポストを直撃。パリ・サンジェルマンとしてはヒヤリとさせられる。
後半に入っても、パリ・サンジェルマンのFWエディンソン・カバーニが相手GKとの一対一をものにできないなど、スコアレスのまま試合は終盤へ。延長戦突入かと思われた後半アディショナルタイム1分に、ようやくスコアが動く。パリ・サンジェルマンは右CKを獲得すると、MFアンヘル・ディ・マリアのボールを競り合ったアンジェDFイッサ・シソコが痛恨のオウンゴール。これが決勝点となり、パリ・サンジェルマンが見事クープ・ドゥ・フランスを制した。
パリ・サンジェルマンはこれで同大会3連覇を達成。さらに、日本代表DF酒井宏樹の所属するマルセイユを抜いて史上最多11度目の大会制覇となった。
今シーズンより指揮を執るウナイ・エメリ監督は、リーグ・アン5連覇を逃し、チャンピオンズリーグでもバルセロナの前に大逆転負けを喫しベスト16止まり。クープ・ドゥ・ラ・リーグと今回のクープ・ドゥ・フランスというカップ戦2つのタイトルを獲得し、1年目のシーズンを終えている。