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パリSG、ロスタイムの痛恨失点で首位モナコとドロー…カバーニ今季21点目も実らず

2017.01.30

劇的な同点ゴールを決めたB・シルヴァ(中央) [写真]=Getty Images

 リーグ・アン第22節が29日に行われ、パリ・サンジェルマンモナコが対戦した。

 首位モナコと勝ち点3差で追う3位パリ・サンジェルマンの直接対決となったこの一戦。ホームのパリ・サンジェルマンは直近のリーグ戦3連勝と、徐々に復調しつつある。一方、モナコも2試合連続で4ゴールを挙げるなど攻撃陣が絶好調で、同じく直近のリーグ戦3試合を連勝で終えている。パリ・サンジェルマンとしては勝ち点差を詰める絶好のチャンスであり、モナコにとっては勝ち点1でも持ち帰りたいところだ。

 試合は序盤からホームのパリ・サンジェルマンが主導権を握る。エディンソン・カバーニを中心にモナコのゴールを脅かすと、22分には右サイドのトーマス・ムニエが上げたクロスをカバーニがヘディングで合わせたが、ここはGKダニエル・スバシッチがセーブ。さらに42分にはルーカス・モウラがミドルシュートを狙ったが、またしてもGKスバシッチの好守に阻まれた。このままスコアレスでハーフタイムを迎える。

 後半立ち上がりにチャンスを掴んだのはモナコ。46分にエリア内でボールを受けたラダメル・ファルカオが反転シュートを狙ったが、ここはGKケヴィン・トラップの正面に飛んでしまった。ここでパリ・サンジェルマンにアクシデントが発生。53分、GKトラップが負傷によりピッチを退き、代わってアルフォンス・アレオラがゴールマウスを守ることになった。パリ・サンジェルマンはその後、モナコの猛攻に遭ったが、先制点を許さずに試合を進める。すると、81分にパリ・サンジェルマンが先制。ユリアン・ドラクスラーがエリア内で倒れると、カバーニがPKをしっかりと決めてリードを奪った。カバーニにとっては、得点ランキング単独トップの今シーズン21得点目となった。逃げ切りを図るパリ・サンジェルマンは、87分にドラクスラーを下げて新加入のゴンサロ・グエデスをデビューさせた。

 終盤の得点でパリ・サンジェルマンが逃げ切るかと思われた後半アディショナルタイム2分。右サイドでボールを受けたベルナルド・シルヴァがドリブルでカットインして左足ミドルシュート。低く速いボールがチアゴ・シウヴァの股下を抜けると、ブラインドとなったGKアレオラは反応しきれず、ボールはゴールネットを揺らした。このまま1-1で試合終了。モナコは劇的な形で引き分けに持ち込んだ一方、パリ・サンジェルマンにとってはホームで痛恨のドローとなってしまった。

 次節、パリ・サンジェルマンは敵地でディジョンと対戦。モナコはホームで2位のニースと直接対決を迎える。

By サッカーキング編集部

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