テロ後初のリーグ戦で勝利を収めたパリSG [写真]=Getty Images
リーグ・アン第14節が21日に行われ、ロリアンとパリ・サンジェルマンが対戦した。
パリSGは、13日に本拠地を構えるパリで起きた同時多発テロ後初のリーグ戦を迎えた。ここまで11勝2分で無敗をキープしている首位パリSGは、2位リヨンが20日に試合を行い、ニースに0-3で敗れたため、勝利すれば勝ち点差を13に広げるチャンス。今節は7位ロリアンとのアウェーゲームとなった。試合前には、130人のテロ犠牲者を追悼するため、1分間の黙祷と子どもたちによってハトを解き放つセレモニーが行われた。
試合は、パリSGの先制で動く。26分、右サイドのグレゴリー・ヴァン・デル・ヴィールが中央に切り込み、クロスを供給。DFの裏を取り、フリーとなったエルヴァン・オンジェンダが右足で押し込むと、シュートは相手GKの股を抜いてゴールに吸い込まれた。さらに32分にパリSGが追加点を奪う。味方のパスでペナルティエリア内左に抜け出したズラタン・イブラヒモヴィッチが中央へ折り返す。そこに走り込んだブレーズ・マテュイディが左足で合わせて、ゴールネットを揺らした。前半はパリSGの2点リードで折り返す。
後半に入ると、なかなか得点は生まれす終盤に突入。すると82分、ロリアンが意地の1発を決める。左サイドのロマン・フィリッポトーからのクロスを、中央でフリーとなったベンジャミン・ムカンジョが頭で合わせてゴールを奪った。しかしロリアンの反撃もここまで。このままタイムアップを迎え、パリSGが2-1で勝利。無敗をキープし、2位リヨンとの勝ち点差を13に広げた。なお、22日に試合を行う4位カーンは、勝利すれば2位浮上。それでもパリSGとの勝ち点差は11となる。
ロリアンは次節、28日にアウェーでガゼレク・アジャクシオと対戦。パリSGは25日にアウェーで行われるチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のマルメ戦をはさみ、28日にトロワをホームに迎える。
【スコア】
ロリアン 1-2 パリ・サンジェルマン
【得点者】
0-1 26分 エルヴァン・オンジェンダ(パリSG)
0-2 32分 ブレーズ・マテュイディ(パリSG)
1-2 82分 ベンジャミン・ムカンジョ(ロリアン)
By サッカーキング編集部
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