2015.03.17

「育成型クラブ」に生まれ変わったリヨン…“生え抜き率”は驚異の70%超!

リヨン
欧州屈指の強豪のリヨンは育成クラブとして生まれ変わった [写真]=Getty Images

 ナセル・アル・ハライフィ氏がオーナーに就任して以降、ズラタン・イブラヒモヴィッチやエディンソン・カバーニなど、た世界クラスのタレントを数多く獲得し、リーグアンの盟主として抜群の存在感を放っているパリ・サンジェルマン。

 先週末に行われたチャンピオンズリーグでは接戦の末、あのジョゼ・モウリーニョ率いるチェルシーを倒し、見事にベスト8進出を果たした。

 2連覇中であるリーグ戦でも優勝候補の筆頭であったのだが、実は現在、あるチームに首位の座を譲っている。

 そう、2000年代のフランスリーグを盛り上げたリヨンが首位に立っているのだ。

 2001-02シーズンに初めてリーグ制覇を成し遂げたリヨン。その後もポール・ル・グエンらによって栄華は続き、なんと国内7連覇を達成。ジュニーニョ・ペルナンブカーノ、ママドゥ・ディアラ、マイケル・エッシェンという3センターは屈指の完成度を誇り、CLではレアル・マドリードを破り、ミランとも互角の戦いを演じるなど、欧州屈指の強豪として名を馳せた。

 しかし、2007-08シーズンを最後にリーグタイトルから遠ざかると、それ以降はモナコやパリSGの台頭もあり2位→3位→4位→3位と順位を下げ、ついに昨シーズンは5位に沈んでいた。そんなリヨンだが現在、パリSGに勝ち点2差をつけリーグアンの首位に立っている。

 現在、再建の最中にあるリヨンだが、現在フランスの中でもかなり若いチームであることをご存知だろうか? 開幕節となったレンヌ戦の先発メンバーの平均年齢は22.4歳であった。

 先週末に行われたマルセイユ戦に出場、あるいはベンチ入りした選手を見てみよう。

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【第28節 リヨン対マルセイユ戦】

■先発メンバー
GK:アントニー・ロペス(※)
DF:アンリ・ベディモ
DF:クリストフ・ジャレ
DF:リンジー・ローズ
DF:サムエル・ウムティティ(※)
MF:コランタン・トリッソ(※)
MF:ジョルダン・フェッリ(※)
MF:マクシム・ゴナロン(※)
MF:ラシド・ゲザル(※)
MF:ナビル・フェキル(※)
FW:アレクサンドル・ラカゼット(※)

■控えメンバー
GK:マチュー・ゴルジェラン(※)
DF:バカリ・コネ
DF:ムアマドゥ・ダボ
MF:スティード・マルブランク(※)
FW:マクスウェル・コルネ
FW:モハメド・ヤッタラ(※)
FW:クリントン・ヌジエ(※)
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 この試合では18人の選手が登録メンバーに名を連ねたのだが、そのうちリヨン・ユース出身者は12人もいたのだ(太字がその選手。マルブランクがユースに在籍したのは1997-99年だが)。先発メンバーには8人もおり、開幕戦にも6人の下部組織出身者がいたという。

 かつては前人未踏のリーグアン7連覇を達成し、欧州でも実績を残したリヨンだったが、その後結果が出なくなり、資金力を失い負債が増加。今でも経済的には決して恵まれてはいない状況にある。

 その中でユースから引き上げた若手を我慢して起用することにより、彼らの才能を国内トップレベルにまで磨き上げている。アレクサンドル・ラカゼットやナビル・フェキル、サムエル・ウムティティは既にプレミアリーグの強豪からも注目を集めるタレントとなっており、最初は頼りなかったコランタン・トリッソ、ジョルダン・フェリも成熟した選手となった。

 このように、近年のリヨンは「育成型クラブ」へと姿を変えつつある。まだリーグ優勝が決定したわけではないが、下部組織への投資に加え、生え抜きを我慢して育てるという“英断”がもたらした結果であると言えるだろう。

(記事提供:Qoly)

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