PKを決めたアルナウトヴィッチ[写真]=Getty Images
EURO2024・グループD第2節が開催地ドイツの現地時間21日に行われ、ポーランド代表とオーストリア代表が対戦した。
5大会連続5回目のEURO出場となるポーランド代表は、初戦でオランダ代表に1-2で敗戦。第2節の先発にはヴォイチェフ・シュチェスニーやヤクブ・キヴィオル、ピオトル・ジエリンスキ、クリシュトフ・ピョンテクらが名を連ね、ロベルト・レヴァンドフスキは初戦に続いて先発から外れることになった。
一方、智将ラルフ・ラングニック監督が率いるオーストリア代表も、初戦はフランス代表に0-1で敗れて、黒星スタート。第2節の先発にはコンラート・ライマーやマルセル・ザビッツァーが名を連ね、初戦はベンチスタートとなったマルコ・アルナウトヴィッチもスタメンに入った。
試合は立ち上がりからオーストリア代表が積極的に仕掛ける展開になり、9分に先制点が生まれた。左サイドからフィリップ・ムウェネがクロスを入れると、ニアでゲルノト・トラウナーがヘディングで合わせて、ゴールネットを揺らした。
先制を許したポーランド代表だが、17分にペナルティエリア内からジエリンスキ、18分にはニコラ・ザレフスキがシュートを放ち、ゴールを脅かす。すると、31分に同点弾が生まれた。ペナルティエリア内からヤン・ベドナレクが放ったシュートは、相手にブロックされたが、こぼれ球に素早く反応したピョンテクがゴールへと押し込み、ネットを揺らした。ポーランド代表が同点に追いつき、1-1で前半を折り返す。
後半も一進一退の攻防が続いたなか、ポーランド代表は60分にピョンテクとの交代でレヴァンドフスキを投入。今大会初めてエースがピッチに登場した。
しかし、勝ち越しに成功したのはオーストリア代表だった。66分、後方からポーランド代表のプレッシャーを剥がして右サイドから左サイドへ展開すると、アレクサンダー・プラスの斜めのパスをアルナウトヴィッチがスルーし、中央からクリストフ・バウムガルトナーがシュート。ポーランド代表GKシュチェスニーの逆を突いてゴールネットを揺らした。
さらに78分には、オーストリア代表GKパトリック・ペンツのロングフィードからザビッツァーが最終ラインの背後へ抜け出すと、シュチェスニーと1対1になり、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。これをアルナウトヴィッチが冷静に決めて、リードを2点に広げた。
試合はこのまま1-3で終了。オーストリア代表がポーランド代表に勝利した。
グループD第2節のもう1試合、オランダ代表対フランス代表は21日28時から行われる。最終節の対戦カードはフランス代表対ポーランド代表、オランダ代表対オーストリア代表。キックオフは25日25時予定となっている。
【得点者】
0-1 9分 ゲルノト・トラウナー(オーストリア代表)
1-1 30分 クリシュトフ・ピョンテク(ポーランド代表)
1-2 66分 クリストフ・バウムガルトナー(オーストリア代表)
1-3 78分 マルコ・アルナウトヴィッチ(PK/オーストリア代表)
By サッカーキング編集部
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