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イングランドとスコットランドはお互い決定機生かせず…25年ぶりの英国対決はドロー

2021.06.19

イングランドとスコットランドの対決はドローで終了 [写真]=Getty Images

 EURO2020・グループD第2節が18日に行われ、イングランド代表とスコットランド代表が対戦した。

 イングランドとスコットランドによる“英国対決”。主要国際大会での両チームの対決は、イギリスが世界で最もクールだった1996年にイングランドで開催されたEURO以来、25年ぶりのこと。当時は旧ウェンブリー・スタジアムで対戦し、イングランドがアラン・シアラーとポール・ガスコインの得点と守護神デイヴィッド・シーマンのPKセーブで2-0の勝利を収めていた。

 イングランドは初戦でクロアチアに1-0で勝利して白星発進。2連勝を狙う今節は、初戦から両サイドバックの2名を変えて、右にリース・ジェームズ、左にルーク・ショーが入った。その他に変更はなく、復帰が期待されたハリー・マグワイアはベンチスタートとなった。

 6大会ぶり出場のスコットランドは初戦でチェコに0-2で敗れて黒星スタートとなった。25年ぶりのEURO白星を目指す今節は、スタメンを4名変更。ビリー・ギルモアやチェ・アダムスらに加え、初戦を負傷欠場したキーラン・ティアニーもスタメンに名を連ねた。

 雨の中でキックオフを迎えた試合は、スコットランドが気合の入ったスタートを切り、4分にスティーブン・オドネルの折り返しをペナルティエリア中央でフリーのアダムスが合わせたが、これはDFにブロックされた。主導権を握ったイングランドは12分、右CKで中央フリーになったジョン・ストーンズが打点の高いヘディングで合わせたが、シュートは惜しくも右ポストに弾かれて得点ならず。

 スコットランドは30分に決定機を迎え、ティアニーが左サイドで1人かわしてクロスを上げると、ファーのオドネルが右足ボレーシュート。だが、これはGKジョーダン・ピックフォードの好セーブに阻まれた。前半はお互いにチャンスを生かせず、スコアレスで試合を折り返す。

 後半も立ち上がりから攻勢に出たイングランドは48分、メイソン・マウントが中央に切り込んでミドルシュートを放ったが、GKデイヴィッド・マーシャルにセーブされた。果敢に攻めるスコットランドは62分、CKのこぼれ球をリンドン・ダイクスが左足で叩いたが、シュートはゴール前のジェームズに防がれた。

 得点が遠いイングランドは63分にフィル・フォーデンを下げてジャック・グリーリッシュを、74分にハリー・ケインを下げてマーカス・ラッシュフォードを投入。一方のスコットランドも76分にギルモアに代えてスチュアート・アームストロングを、86分にアダムスに代えてケヴィン・ニスベットを送り出した。

 だが、その後も両チームの激しい攻防だけは続いたが、肝心のゴールは生まれず。試合はこのままスコアレスで終了し、イングランドとスコットランドによる25年ぶりの英国対決はドローで終わった。イングランドは勝てばグループ突破が決まったが、最終節に持ち越し。スコットランドは勝ち点1を獲得し、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。

 次節は22日に行われ、イングランドはチェコと、スコットランドはクロアチアと対戦する。

【スコア】
イングランド代表 0-0 スコットランド代表

By サッカーキング編集部

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