フランス対ドイツ戦で注目されたのは、選手たちだけではなく……? [写真]=Getty Images
EURO2020グループF第1節が15日に行われ、フランス代表とドイツ代表が対戦した。前半20分にマッツ・フンメルス(ドルトムント)のオウンゴールで先制したフランスが1-0でドイツを下したこの一戦では、二つの印象的な出来事が注目を集めている。
一つ目の“事件”については、15日にイギリスメディア『talkSPORT』が伝えている。前半終了間際、ドイツのDFアントニオ・リュディガー(チェルシー)がフランスのMFポール・ポグバ(マンチェスター・U)に密着マークをしていた場面で、リュディガーはポグバの肩付近に噛みつくような仕草を見せた。痛みを感じたポグバは叫び声を上げて線審にアピールしたものの、リュディガーにお咎めはなし。試合はそのまま続行された。
だが、ポグバは試合後に「彼と僕は友人関係にあるんだ。大したことじゃない」とコメント。「すべて終わったことだよ。イエローカードやレッドカードを求めてなんかいなかった」と、リュディガーとの件がすでに過去の話となっていることを強調した。
また、イギリスメディア『BBC』が着目したのは、選手ではなく空から現れた“侵入者”だった。同メディアの15日付けの記事では、キックオフ前に「Kick out oil Greenpeace」と書かれたパラシュートを広げてスタジアム上空から舞い降りてきた人物による被害を取り上げている。乱入自体も許されない行為だが、同メディアは“侵入者”がパラシュートで降下した際にカメラを運ぶワイヤーに絡まったことでピッチとスタンドに破片が落下し、スタンドのファン数名が負傷したと報じている。負傷したファンは、病院で治療を受けている模様だ。
欧州サッカー連盟(UEFA)は、“侵入者”の行いを「無謀で危険な行為」と非難。「法律当局が必要な措置を講じる」と述べている。
By サッカーキング編集部
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