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前回開催2016年に彼らは…EURO2020に挑むイングランド代表13選手の5年前

2021.06.08

 いよいよ11日に開幕するEURO2020。イングランド代表は優勝候補の一角に挙げられており、初のEURO制覇が期待されている。

 もっとも、前回大会は屈辱の結果に終わった。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)で、EURO初出場だったアイスランドに逆転負け。スタメン出場していたハリー・ケインやラヒーム・スターリングにとっては苦い思い出となった。

 では、今大会に臨む他のメンバーたちは何をしていたのだろうか。イギリスメディア『トークスポーツ』が、13選手の5年前をまとめているので紹介しよう。

※カッコ内は現所属クラブ

[写真]=Getty Images

■GK ジョーダン・ピックフォード(エヴァートン)

 代表の正守護神にまで上り詰めたピックフォードだが、5年前はサンダーランドでファーストチームデビューを果たしたばかりだった。それ以前はローン移籍を繰り返したため、21歳にしてイングランドの上位5つのカテゴリーでプレーした選手となった。

■MF デクラン・ライス(ウェストハム)

 22歳のMFは2015年12月にウェストハムと初のプロ契約を締結した。しかし、ファーストチームデビューはEURO2016後のこと。そのうえ当時は、祖父母の祖国であるアイルランドのユース代表としてプレーしていた。2018年3月にA代表デビューを果たすも、2019年に自身の出身国であるイングランドの代表選手としてプレーすることを選択した。

■DF ハリー・マグワイア(マンチェスター・U)

 マンチェスター・Uでキャプテンを任され、EURO2020では代表の守備リーダーとして活躍が期待されるマグワイア。そんな彼は5年前、いちサポーターとしてEURO2016を現地で観戦していた。2018年のワールドカップメンバーに選ばれたあと、当時の写真をSNSにアップすると、サポーターの間で大きな話題となった。

■MF ジャック・グリーリッシュ(アストン・ヴィラ)

 今やアストン・ヴィラのエースとなり、EURO2020では代表の7番を着用。大きな期待を背負うグリーリッシュだが、5年前には考えられなかったことかもしれない。当時、アストン・ヴィラはプレミアリーグからの降格が決まり、グリーリッシュはシーズン中に出場したリーグ戦全16試合に敗れていたからだ。5年もあれば、ここまでキャリアは変わるということだ。

■FW マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U)

 グリーリッシュとは対照的な状況だったのがラッシュフォードだ。大会最年少でEURO2016に参加すると、18歳と228日でEUROデビュー。ウェイン・ルーニーが保持していた、イングランドのEURO最年少出場記録を更新した。昨年は子供への無料給食提供に尽力し、大英帝国勲章を受章している。

■MF カルヴァン・フィリップス(リーズ)

 パスセンスに優れることから「ヨークシャーのピルロ」と呼ばれているが、MLS(メジャー・リーグ・サッカー)のニューヨーク・シティで現役を続けていた本家に対し、フィリップスはリーズでファーストチームデビューして間もない有望な若手の一人にすぎなかった。今季ついにプレミアデビューを果たし、自身初の国際大会に挑む。

■MF ジェイドン・サンチョ(ドルトムント)

 世界有数の若手選手として多くの注目を浴びるサンチョだが、5年前はワトフォードからマンチェスター・Cの下部組織へ移籍してまだ1年が経過しただけだった。イングランドの年代別代表で活躍するなど、将来を嘱望される選手の一人ではあったが、ダイヤの原石にすぎなかった。

■FW ドミニク・カルヴァート・ルーウィン(エヴァートン)

 2015-16シーズンは、シェフィールド・Uから当時3部に在籍していたノーサンプトン・タウンにローン移籍。大舞台での活躍を夢見るストライカーの一人だった。2017年のU-20ワールドカップで優勝して“世界一”の称号を得ており、今大会は“欧州王者”の座を狙う。

■MF メイソン・マウント(チェルシー)

 5年前は、17歳だったマウント。チェルシーのアカデミーに所属し、飛び級で上のカテゴリーの試合に出場するなど、当時から才能は突出していた。2017年にはU-19欧州選手権で優勝し、大会MVPを獲得。チェルシーでファーストチームデビューを果たすには、さらに2年待つ必要があったが、今年5月にはビッグイヤーを獲得した。

■MF フィル・フォーデン(マンチェスター・C)

 4歳でマンチェスター・Cの一員となったフォーデンは、2016年末に行われたチャンピオンズリーグの試合でファーストチームのメンバー入り。半年後にはプレシーズンのアメリカ遠征に帯同し、マンチェスター・U相手に衝撃的なデビューを果たした。その後クラブで出場機会に恵まれない時期があり、代表でも追放処分を受けたりしたが、真のブレイクを果たした。

■DF ベン・チルウェル(チェルシー)

 5年前、レスターはプレミアリーグで奇跡の優勝を成し遂げたが、当時19歳だったチルウェルはハダースフィールドへの短期ローンを終えたばかりで、ベンチから先輩たちの雄姿を見守っていた。プレミアリーグデビューを果たすのは、2016年12月のことだった。

■MF ブカヨ・サカ(アーセナル)

 EURO2016開幕当時は14歳。アーセナルのアカデミーには所属していたが、まだ義務教育期間中だった。

■MF ジュード・ベリンガム(ドルトムント)

 サカよりも2歳年下のベリンガムは、EURO2016開幕当時12歳だった。日本で言えば、小学6年生の少年だったのだ。それからメキメキと頭角を表し、史上3番目の若さでイングランド代表デビュー。今大会に出場すれば、ラッシュフォードが持つイングランドのEURO最年少出場記録を更新する。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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