U21欧州選手権で活躍する選手たち [写真]=Getty Images
16日、U-21欧州選手権がスタートした。前回大会優勝チームであるU-21スウェーデン代表が初戦から登場、近年の国際大会で顕著な活躍が見えるU-21イングランド代表とスコアレスドローに終わるなど、今後の各チームの活躍に期待がかかる。そして、同大会の注目選手トップ10をイギリス紙『ミラー』が16日付で発表した。
1位 ジャンルイジ・ドンナルンマ…18歳(GK/イタリア)
現在18歳ながら、今シーズン所属元のミランでセリエA全試合に出場。すでにイタリアA代表にも召集されており4試合に出場済み。GKジャンルイジ・ブッフォンの後釜として、国民から多くの期待を寄せられている。身長196cmの長身を生かした広い守備範囲が特徴のドンナルンマ、先日ミランとの契約延長を拒否したことで今夏の移籍市場での去就も注目されている。2位 セルジュ・ニャブリ…21歳(MF/ドイツ)
昨夏にアーセナルからブレーメンに移籍したニャブリ。公式戦27試合に出場し11ゴール2アシストをマーク、ブレーメンのブンデスリーガ8位フィニッシュに大きく貢献した。スピードに乗ったドリブルや強烈なシュートが得意なプレーとして知られ、昨夏に行われたリオデジャネイロ・オリンピックでドイツ代表を準優勝に導いた経歴も持つ。今夏の移籍マーケットではすでにバイエルンへの移籍を果たしている。3位 ルベン・ネヴェス…20歳(MF/ポルトガル)
2015年に所属先のポルトで、当時18歳ながらキャプテンも務めた経験を持つネヴェス。長短のパスで試合の流れを作るMFは、今シーズン公式戦13試合の出場にとどまっている。今夏はリヴァプールへの移籍が囁かれており、プレミアリーグでどのような活躍をするのか要注目。4位 サンドロ・ラミレス…21歳(FW/スペイン)
昨夏にバルセロナからマラガに移籍してきた次世代のスペイン代表は、身長175cm体重71kgと小柄ながらリーグ戦14得点と抜群の得点感覚を披露している。サンドロの移籍金は約600万ポンド(約9億円)程度とされており、中堅クラブが動向を探っている。5位 マルコ・グルイッチ…21歳(MF/セルビア)
すでにセルビアA代表にも抜擢。今シーズン、リーグ戦5試合の出場にとどまっているものの、昨夏のプレシーズンで見せた才能は素晴らしかった。より攻撃的な位置で真価を発揮するグルイッチはハムストリングに問題を抱えているが、ユルゲン・クロップ監督のもとで自身の価値を示したい。6位 タミー・エイブラハム…19歳(FW/イングランド)
U-21イングランド代表のエースとして今大会に挑むエイブラハム。チェルシーからローン移籍した先のブリストル・シティで26ゴールをマーク。190cmの長身でボールを懐深く収め、しなやかな身のこなしのポストプレーに中堅クラブが注目。今夏は再びローンの旅に出ると予測されている。7位 マルコ・アセンシオ…21歳(MF/スペイン)
公式戦38試合出場、10ゴール4アシストをマーク。今シーズンのレアル・マドリードでこれだけの数字を残したアセンシオは、将来を最も嘱望されているタレントだ。ウェールズ代表FWギャルス・ベイルがケガで空いた穴を見事に埋め、ジネディーヌ・ジダン監督の信頼を勝ち取っている。マケドニアとの今大会グループステージ第1戦ではハットトリックも達成。8位 パトリック・シック…21歳(FW/チェコ)
ユヴェントスへの移籍が噂されるサンプドリアのシックは、今シーズン公式戦35試合13得点を記録した。元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチを憧れの存在と語っているように、足元のテクニックは一級品。U-21チェコ代表の成功は、シックにかかっていると言っても過言ではない。9位 アンドリヤ・ジヴコヴィッチ…20歳(MF/セルビア)
グルイッチとともにセルビアの今後を担っていくとされるジヴコヴィッチ。FIFA U-20ワールドカップニュージーランド2015でセルビアを優勝に導いた立役者の一人でもある。昨年の移籍市場でベンフィカへ移籍、リーグ戦15試合出場4アシストをマークした。スペインやポルトガルとグループBを戦うセルビアにとって、ジヴコヴィッチの活躍は不可欠。10位 ダウィド・コウナッキー…20歳(FW/ポーランド)
ポーランドのレフ・ポズナンに在籍するコウナッキーは、16歳でトップチームデビューを果たした。A代表のエースであるロベルト・レヴァンドフスキ2世との呼び声も高く、公式戦33試合12ゴール3アシストをマーク。抜群のポジショニングと得点感覚で相手ゴールに迫り、3トップのどこでもプレーできるユーティリティー性も兼備している。