2016.08.18

トークイベントに登場した佐々木則夫氏、これからのサッカーは「相手の力を分析しながら変えることが必要」

WOWOWのイベントに登場したゲストの皆さん(左からフローラン・ダバディ―氏、野口幸司氏、佐々木則夫氏、小柳ルミ子さん、西部謙司氏)
サッカー総合情報サイト

 17日、都内でWOWOWが主催するイベント『UEFA EURO 2016 ネクスト・サッカー・フォーラム』が開催された。このイベントは、EURO2016を振り返るとともに、サッカーの未来について語るトークイベントとして実施。大会期間中にゲスト解説を務めたサッカー女子日本代表監督の佐々木則夫氏や、海外サッカーフリークとしてお馴染みの歌手で女優の小柳ルミ子さんがゲストに登場。さらに、ジャーナリストの西部謙司氏、サッカー解説者の野口幸司氏、WOWOWアンバサダーのヴァイッド・ハリルホジッチ日本代表監督の通訳を務めたフローラン・ダバディ―氏を加えた総勢5名を迎え、トークイベントがスタートした。

 ポルトガルの初戴冠で幕を閉じた今大会。最も話題となったのは、決勝戦で負傷交代したクリスティアーノ・ロナウドが監督の真横で檄を飛ばす姿だった。この行動に対し、生粋のバルセロニスタの小柳さんは「本当にひどい怪我ならあんなに走り回って監督のような行動がとれるわけない。あの方の性格を考えると、オーバーな芝居だと思います(笑)」と天敵を一刀両断。ダバディ氏の「佐々木さんに聞きたいんですけど、例えば2011年に澤穂希選手が佐々木さんの隣に立って、監督の背中を押したり、耳を引っ張ったりしたらどう思いますか?」という問いに対し、「そもそも、(監督が立つ)あのボックスには1人しか入れないはずですよ!」と会場を笑わせた。

 さらに、佐々木氏はロナウドの負傷交代について、対戦国の立場から見解を述べた。「フランスの立場からすると、ロナウドにボールが渡る回数は多い。だから『こう抑えよう』というゲームプランを立てる。だから、(ロナウドが交代して)気が引き締まらなくなったり、オーガナイズが崩れる場合もあります」

 また、今大会では、初出場国の躍進も大会を大きく盛り上げた。アイスランドはイングランドを倒すジャイアントキリングを演じ、ウェールズはベスト4まで駒を進めた。その大活躍に「日本もできるのでは?」という声も上がるが、ハリルホジッチ監督は、対照的な意見を述べたとダバディ氏は言う。「私がハリルホジッチ監督に『アイスランドやウェールズにヒントはありますか?』と聞いたら、『日本代表はアイスランドのようなサッカーはできないし、ベイルもいない』と言ってました」。

 さらに、佐々木氏は「各国の特徴を生かしたサッカーのベースがあると思います。しかし、当然相手がいるわけで、自分たちとの力関係を考えて、自分たちのベースで勝負すれば勝率が上がるのか? それとも、変則的に自分たちの力を生かすために変えるのか? ベースはあっても、相手の力を分析しながら変えられるというのが、これからは必要になっていくんではないかと感じます」と、日本代表が目指すべきサッカーのトレンドを展望した。

 イベント終盤には19日(日本時間20日)に開幕が迫るリーガー・エスパニョーラが話題に上がった。今季のリーガはバルセロナ、レアル・マドリードの2強に加え、最近3年でチャンピオンズリーグ決勝に2回進出したアトレティコ・マドリードや、ヨーロッパリーグを3連覇し、日本代表MFの清武弘嗣が加入したセビージャなど強豪が揃う。出演者全員でリーガの優勝予想を行うと、小柳さんは当然バルセロナの優勝を宣言。イベント翌日の18日、バルセロナはスーペル・コパ(スペイン・スーパーカップ)2016でセビージャを圧倒し、今季初タイトルを獲得。小柳さんの期待に応えるように、プレシーズンを締めくくった。

 開幕戦では、バルセロナはベティスと、レアル・マドリードはセルタと、ともにホームで対決。セビージャは、エスパニョールをホームに迎える。

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