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デシャン監督、ハーフタイムに選手を一喝「目を覚ます必要があった」

2016.06.27

フランス代表を率いるデシャン監督(写真はルーマニア戦) [写真]=Getty Images

 ユーロ2016決勝トーナメント1回戦が26日に行われ、フランス代表はアイルランド代表と対戦し、2-1の逆転勝利を収めた。試合後、同国を率いるディディエ・デシャン監督がコメントを残した。UEFA(欧州サッカー連盟)の公式HP『UEFA.com』が伝えている。

 試合開始早々にPKを与え、先制点を奪われたフランス。厳しい試合展開が続いたが、後半にFWアントワーヌ・グリエスマン(アトレティコ・マドリード)が2得点を奪い、逆転勝利となった。

 デシャン監督は、「難しい試合になることはわかっていた。アイルランドにリードされ、前半は少しやりにくくなってしまった」と語り、早い時間帯での失点が試合展開を苦しくしてしまったと振り返った。

 前半は相手の2倍となる8本のシュートを放ったフランス。しかし、得点には至らなかった。デシャン監督は、「アイルランドは深く引いて守っていたので、グリエスマンとジルーの距離を狭め、コマンのスピードと両サイドをうまく使おうと考えた。何より前線での攻撃に厚みを持たせたかったんだ」とハーフタイム中の指示の内容を明かし、これにより「前掛かりに攻められるようになった」とコメントした。

 戦術変更が功を奏したフランス。それでも同監督は、「重要なのは戦術だけでなく強い意志だ。ハーフタイム中に選手たちには喝を入れたが、それは冷静さを保ちつつも少し目を覚ます必要があったからだ。選手たちはそれによく応えてくれた」と選手の奮闘を称えた。

 開催国のフランスは、準々決勝でイングランド代表とアイスランド代表の勝者と対戦する。

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