スペイン代表の一員としてユーロに臨むD・シルバ。渦中のデ・ヘアについて言及した [写真]=Getty Images
性的暴行事件への関与が疑われているマンチェスター・U所属のスペイン代表GKダビド・デ・へアについて、マンチェスター・Cに所属する同代表MFダビド・シルバが言及した。スペイン紙『マルカ』が伝えている。
デ・ヘアは10日に、性的暴行事件、売春に関わっている疑いがあると地元メディアに報じられた。その後、同選手はスペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督に自身の潔白を説明し、指揮官は会見で「これは嘘だ」と話している。
11日にスペインのラジオ『ティエンポ・デ・フエゴ』に出演したD・シルバは、「デ・ヘアはとても落ち着いている、それは僕たちにも平静をもたらしている」とコメント。デ・ヘア本人やチームの様子を明かした。
また、D・シルバはスペイン代表における自身の役割について「自分はいつも代表で大切にされていると感じる。とても重要な役割だと感じているよ。ユーロではプレーした経験があるし、僕らはいつもすばらしいプレーをしてきた。(グループリーグ敗退に終わった)ブラジルでのワールドカップの後に多くのことを考えた。だけど、その後にデル・ボスケ監督が絶対にあきらめないことを教えてくれた。スペインでは、責任をとる覚悟がなければ、プレーするべきではない」と話している。
そして10日に開幕を迎えたユーロ2016については、フランス代表対ルーマニア代表の開幕戦を引き合いに出し、「フランスのゲームはすべての試合が難しくなり、どのチームも勝利できることを実証した」と自信の見解を示した。
なお、スペイン紙『アス』は「ユーロ初戦のチェコ代表戦でスタメンにふさわしいGKは?」というアンケートを実施。デ・ヘアの疑惑も影響してか、実に60パーセントのサポーターがイケル・カシージャス(ポルト)の起用を希望している。